/BRICK

ブロックフォーマットのキーワード 6面体ソリッド要素または8節点の厚肉シェル要素を定義します。要素タイプおよび定式化は/PROPカード上で定義されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/BRICK/part_ID
brick_ID node_ID1 node_ID2 node_ID3 node_ID4 node_ID5 node_ID6 node_ID7 node_ID8  

定義

フィールド 内容 SI単位の例
part_ID ブロックのパート識別子。

(整数、最大10桁)

 
brick_ID 要素識別子

(整数)

 
node_ID1 節点識別子1

(整数)

 
node_ID2 節点識別子2

(整数)

 
node_ID3 節点識別子3

(整数)

 
node_ID4 節点識別子4

(整数)

 
node_ID5 節点識別子5
= 0
特定の定式化による四面体の場合

(整数)

 
node_ID6 節点識別子6
= 0
特定の定式化による四面体の場合

(整数)

 
node_ID7 節点識別子7
= 0
特定の定式化による四面体の場合

(整数)

 
node_ID8 節点識別子8
= 0
特定の定式化による四面体の場合

(整数)

 

コメント

  1. 識別子(ID)は、それぞれの要素ファミリー内で一意である必要がありますが、グローバルモデル内で各要素タイプ別に固有の要素識別子を持つことが推奨されます。
  2. 複数の/BRICKブロックを使用して1つのパートを定義することができます。
  3. 1つの/BRICKブロック内に任意の数の要素を定義できます。
  4. 要素の要素局所座標系は次のように定義されます:


    図 1.
  5. 結合要素が割り当てられた/PROP/CONNECTは異なる要素局所座標系を擁し、これはシェル要素に似ています。直交方向tは、底(1-2-3-4)面と上(5-6-7-8)面から構成されます。この差異により、プリプロセッサはs軸方向の結合要素の要素法線を示し、これは典型的なソリッド要素に対応します。


    図 2.
  6. 3Dソリッド要素は、node_ID入力内の節点番号を繰り返し、3Dソリッドコーナーを組み合わせて別の形状を形成することで、別の3Dソリッド要素に退化させることが可能です。最も一般的な例は次の2つの画像に示されるような三角柱六面体要素ですが、複雑なメッシュを結合する必要がある場合の別の形状もその下に示します。










    図 3. 退化させられた3Dソリッド要素の例
  7. 8節点厚肉シェル要素は/BRICKで3Dソリッド要素として定義され、厚肉シェルプロパティ /PROP/TYPE20 (TSHELL)/PROP/TYPE21 (TSH_ORTH)または/PROP/TYPE22 (TSH_COMP)で割り当てられます。

    8節点厚肉シェルは、3Dソリッド要素識別子brick_IDおよび3Dソリッドグループ識別子grbric_IDを使って参照されます。

  8. 定式化PA6(Isolid =15)を持つこの厚肉シェル五面体要素の場合、/PENTA6要素が推奨されますが、縮退された/BRICK要素が使用されることが可能です。上部(節点1、2、3、4)および底部(節点5、6、7、8)のフェイスが三角形である要素のみが使用できます。