モデリングのガイドライン

SimSolidでモデリングするワークフローのヒント

1. フリーサーフェスおよび結合したパートがないか確認します。
   1. ソリッドのみをインポートします。
   2. パートをマージしないようにします。
      パートをマージすると、パート定義の複雑化、ソルバーの動作負荷増大、解の精度とパフォーマンスの低下につながります。
2. 曲率を持つソリッドがないか確認します。
   1. このようなソリッドのファセットが粗い場合は、そのパートを高い解像度でインポートします。
   2. アセンブリ全体を高い解像度でインポートしないでください。計算時間が長くなります。

   
   
   図 1. Settings > Geometry Import Settings

3. ジオメトリのエラーがないか確認します。

   
   
   図 2. Assembly > check geometry error

4. 各パートが正しく分類されていることを確認します（ボルト、ナット、ばねなど）。

   
   
   図 3. Assembly context menu > Show

5. 可能であれば、溶接の結合を作成します。
   SimSolidの結合では、パートの実際の結合を表現します。

   図 4. Connections > Seam/Spot Welds

6. 自動結合の作成には通常の解像度を使用します。
   1. トレランスには小さい値を使用します。
   2. あらゆるフリーパートを特定して結合します。
   3. 構造を過剰に拘束していないことを確認します。
   4. 重複した結合をすべて削除します。
7. ポイント数が非常に少ないまたは非常に多い結合を特定します。
   1. ポイントが少なすぎる結合は、不安定性または不正確な荷重伝達を引き起こす可能性があります。ポイントが少なすぎる結合を解像度が高くなるように編集します。
   2. ポイントが多すぎる結合は、不必要に解析時間が増える可能性があるため、メリットはほとんどありません。ポイントが多すぎる結合を解像度が低くなるように編集します。
8. ボリュームに対して小さいパートを見直します。
   1. このようなパートに十分な結合ポイントがあることを確認します。

   図 5. Assembly > Review parts

9. 旧バージョンのプロジェクトファイルを使用する場合は、そのプロジェクトをリセットすることをお勧めします。
   1. プロジェクトを右クリックしてInitialize solutionを選択します。

   図 6. Project context menu > Initialize solutions