Assembly Wizardを使用したAutoTireテスト装置の構築

タイヤテスト装置を使用すると、横滑り、縦滑り、および垂直荷重のさまざまな条件下で実行することによってモデルのタイヤコンポーネントをテストできます。

テスト装置のさまざまな目的の1つは、タイヤモデルの性能をプロパティファイルとクロスチェックすることです。

テスト装置を構築する際に、タイヤテスト装置を構築するためのAutoTireオプションを選択できます。


図 1. タイヤテスト装置の構築

トポロジー



図 2. テスト装置のトポロジー
タイヤテスト装置は以下で構成されます:
  • 装置本体:これは、タイヤを支えるメイン構造です。また、タイヤに並進運動やキャンバー運動を強制するパートでもあります。
  • キャリア:キャリアは、ハブを支えながら、トー / ステア運動や垂直運動をタイヤに加えることができます。
  • ホイールハブ:AutoTireはこのパートに取り付けられます。ホイールハブは、タイヤの軸として機能し、回転ジョイントを使用してキャリアに取り付けられます。タイヤの回転運動は、この回転ジョイントを使用して与えられます。
注: テスト装置では、タイヤが道路をその表面に沿って移動しますが、路面は固定されたままです。横滑りテストと垂直荷重テストではホイールが自由に回転し、縦滑りテストではホイール上で回転運動が与えられます。

テスト装置の寸法

テスト装置は、“Road_ref_marker”に関してパラメータ化されます。


図 3. Road_ref_marker
テスト装置の一般的な寸法は、“Test Rig Dimensions”データセット / フォームを使用して制御できます。


図 4. テスト装置の寸法の編集

テストするタイヤモデルの選択

MotionSolveでサポートされている任意のタイヤモデルをテストできます。

デフォルトは、AutoTireパネルで必要なタイヤと路面のプロパティファイルを参照することによって編集できます。


図 5. タイヤ / 路面プロパティファイルの選択
注: 平坦な路面のみでタイヤをテストするためのテスト装置の設計が完了しました。