MotionViewの弾性体を作成するためのCraigのガイド

FEAモデルについて

  • モデル内の外点、すなわち、MBDモデルと結合する弾性体の節点を決定します。
  • 使用すべき外点を集めたExcelスプレッドシートを作成し、それぞれの節点IDを含めます。コンポーネントが、MBDモデル内で必要とされるのと同じ位置にあることを確認します。
  • モデルで使用されている単位に注目して、距離と質量を測定することでこれらの単位が正しいことを確認します。
  • 外点の自由度(DOF)と、どの節点が外点となるかを確認します。通常、RBE2要素が最もよく機能します。
    注: RBE3やCBARなど、要素によっては外部の節点に結合できないものがあります。
  • MotionViewのFlexbody Prepウィザードで使用するためにモデルをエクスポートする前に、1D要素、2D要素、および3D要素に対する要素チェックを実行し、要素の重複がないこと、要素プロパティに問題がないことを確認します。
  • 剛体(弾性体に置換されるもの)をMBDモデル内の他のボディに結合するために使用されるすべての節点が、アタッチメントポイントとして考慮されていることを確認します。

モデルの作成

  • 使用される各節点はソリューションにそれぞれ6つのモードを追加生成するため、外点の量は制限されるべきです。例えば、20のモードを要求し、10の外点が存在する場合、モデルには80のモードが含まれることになります。
  • モデルがカスタムパラメータを使用することを要求する場合、ファイルの実行にe-Computeを使用する必要があるかもしれません。e-Computeを使用するには、要素チェックのオプション(Flexbody Prepウィザード内)をオフにしておくことをお勧めします。

トラブルシューティング

モデルが実行されなかった場合:
  • モデルへのパスにスペースが含まれていませんか?Vehicle FEAはVehicle_FEAであるべきです。スペースがパス名に含まれていると、モデルは実行されません。
  • HyperMeshを使用してモデルに配置したカスタムパラメータがあり、Flexbody Prepウィザードを使用してOptiStructからモデルを実行している可能性があります。その場合、実行時にそれらはファイルから削除されます。ファイルはE-Computeを使って実行した後、それらをアセンブルし、Flexbody Prepウィザードを使って.h3dファイルを作成する必要があります。モデルをE-Computeで実行するにはをご参照ください。
    注: パートは、Flexbody PrepウィザードのH3D to H3Dオプションを使用して鏡面コピーできます。

MotionViewでの弾性体の確認

  • 弾性体を使用した実行の前に、以下を確認してください:
  • ボディの質量と慣性モーメントは、FEAおよび/またはCADモデルと同じであることを確認します。HyperMeshモデルで質量と慣性を決定するには、FileメニューのExportオプションを選択します。
  • TemplateボックスでLoadをクリックして、install_directory\hw11.0\templates\summary\optistruct\mom_of_inertiaファイルを開きます。使用中のモデルについてのファイルが出力されます。
  • 作成されたファイルを開き、Inertia Matrix for Model (Using Center of Gravity As Center)というタイトルの出力の最後のマトリックスを選択します。データは次のようになっており、必要な値は太字部分です:


    図 1.
  • H3Dファイルに記述されたモード周波数とモード形状が、HyperMeshにある結果と一致することを確認します。