音場グリッド寄与の概要

音場グリッド寄与度(Acoustic Grid Participation)は、構造のどの領域が内部音響応答に大きく寄与しているかを理解するための重要な診断ツールです。

このツールを利用して、どのような設計変更が音響応答を小さくするのに役立つかを見極めることが可能となります。
音場グリッド寄与度は、音響応答を流体-構造インターフェース上のグリッドからの寄与に落とし込む手段の1つです。


図 1.
Structure grid participation
流体-構造インターフェースのボディ構造サイドからの寄与を与えます。
Fluid grid participation
流体-構造インターフェースの内部空洞サイドからの寄与を与えます。
Physical
ボディ構造のグリッドが振動し、内部空洞流体グリッドを励振することで、音響応答を生じさせます(これは通常運転者または乗員の応答です)。
注: 構造と流体のグリッド寄与は共に音場グリッド寄与です。'音場グリッド寄与度'における'音場'という語は、応答が音響であるという事実に関連しています。