構造および流体のグリッド寄与

構造のグリッド寄与は、全体の中での局所的な構造の影響を与え、パネル内で寄与度のより大きい領域を絞り込むことに役立ちます(どのパネルの修正が必要であるかを特定するため)。流体のグリッド寄与は、最も寄与度の高い領域を全体的に把握することにおいて、より役に立ちます。

応答のスケーリングと投影は、構造と流体の両方のグリッド寄与について全く同様に行われます。インターフェース寄与は同じグリッドポイントに為されるため、似たようなプロットが表示されます(下の例を参照)。


図 1.


図 2.
注: 構造と流体のグリッド寄与は共に要素領域によってスケーリングされます。しかしながら、構造内には数多くの要素が存在するため、構造メッシュは一般的に流体メッシュよりも密度が高くなっています(したがって、流入する粒子はより小さく、その結果、より広範に拡がります)。

流体の寄与の利点

  • 構造の振動の影響を示すため、寄与のよりダイレクトなビューを提供
  • 流体グリッド寄与のプロットでは寄与パターンがよりはっきり現れる傾向があり、構造グリッド寄与よりも可視化が容易
  • 出力グリッドの数が構造グリッド寄与の出力(通常百倍大きい)と比べて少ない(通常数千グリッド)
  • 流体グリッド寄与は全ての解析周波数についてリクエストでき、それでもなお、結果のファイルサイズは扱いやすい
  • 最良の結果を得るには、流体グリッド寄与と合わせて、注目する周波数における構造グリッド寄与も同時に確認する