薄肉ソリッドメッシュの作成

薄肉ソリッドツールを使って、薄肉のソリッドに3Dメッシュを作成します。最初に、選択されたフェイスセット上に最初に2Dメッシュを作成し、そのメッシュを引き伸ばしてソリッドのHexまたはWedge要素を作成します。



図 1. Thin Solids. 最初の図は、薄肉の曲げシートメタルを表現するソリッド形状を示しています。2番目の図は、3つの層と混合要素タイプからなるメッシュを示しています。

薄肉のソリッドメッシュを作成するには、ソリッド形状はいくつかの条件を満たしている必要があります。

  • ソリッドエンティティはシートメタルソリッド板厚は、他の2つの寸法(縦横)よりも小さい
  • ソース(開始)フェイスとターゲットフェイスの両方が特定可能
  • ソースおよび終了フェイスはフェイスの縁に沿ってほぼ90度の角度を成すように結合されていること。
  1. メッシュリボンから 薄肉ソリッド(Thin Solids)ツールをクリックします。


    図 2.
  2. オプション: ガイドバーをクリックしてメッシングオプションを定義します。
    重要: 用意されているメッシャーは、BatchmeshとGeneral 2D meshの2種類です。Batchmeshの要素のサイズ、タイプなどを、パラメータ / 基準値を使って特定する場合、適切なパラメータ / 基準値設定を使用することが重要です。
  3. 以下の方法で薄肉ソリッドを選択します。
    • ガイドバーFindをクリックすると、すべての薄肉ソリッドを自動的にチェックして選択します。
    • 薄肉ソリッドを手動で選択します。
    デフォルトでは、各ソリッドのソースサーフェスとターゲットサーフェスも選択されます。これらは、それぞれ”開始”と”終了”面を意味し、メッシュのマッピング方向を決定するために使用されます。
  4. オプション: Auto detect source and targetオプションのチェックを外すと、ソース面とターゲット面を手動で定義できます。
  5. 必要に応じてマイクロダイアログでメッシュサイズを調整し、Meshをクリックします。
    ヒント: メッシュ方向にバイアシングを設定したい場合は、バイアスタイプを選択し、適切なパラメータを設定する必要があります。
    バイアシングは、連続する層でソースフェイスから離れる際の要素成長率に影響を与えます。
    バイアシングなし
    すべての層は同じ厚みとなります。


    図 3. 例:バイアシングなし
    指数バイアシング
    連続する層が指数関数的に厚くなります。


    図 4. 例:指数バイアシング
    ベルカーブバイアシング
    層は中心に近づくにつれて次第に厚くなり、ソースフェイスやターゲットのフェイスに近づくにつれて薄くなります。


    図 5. 例:ベルカーブバイアシング