記号変数

記号変数には、モデルの特定のパラメータを計算する式を含めることができ、固有のシンタックス要件があります。

カードで数値を使用する代わりに、事前定義変数を使用することができます。変数の名前は、必ず、“#”記号で始まり、その後ろに“a-z”“A-Z”“09”、および特殊文字“_”からなる文字列が続きます。

有効な変数名の例を以下に示します:
  • #height
  • #a
  • #STARTINGFREQUENCY
  • #a_1
  • #P5_7f
無効な変数名の例を以下に示します:
  • #a?1
  • #value2.1
Note: 大文字と小文字の区別はありません。

たとえば、#a#Aは同じ変数として解釈されます。

CADFEKOでは、変数が“#”記号なしで使用されるのに対して、PREFEKOでは、変数と関数(cosineなど)を区別するために“#”記号が必要なことに注意することが重要です。

CADFEKO.cfmファイルに変数を書き込むと、先頭に“#”記号が付加されるため、.preファイルのINカードの後に変数を使用することができます。CADFEKO形状が定義されていないモデルでOPTFEKOを使用する場合は、.cfmファイルのメッシュインポートコマンドを削除するか、.cfmファイルで定義された変数をインポートから除外する必要があります。これらの変数値が含まれていると、OPTFEKOによって割り当てられた値がオーバライドされるためです。

変数を定義する際は、式と関数を使用して、直接計算を実行できるようにします。変数を使用するにはそれぞれのカードで定義する必要があります。列ベースフォーマットの最大許容長制約(実数値は10文字、整数値は5文字)のある入力欄では、2*#radiusなどの式を使用できます。この制限より大きい式の場合は、追加の変数を定義するか、コロンベースフォーマットを使用できます。

変数の例:
#2pi = 2*#pi
#vara = 1 + sqrt(2)
#varb = #vara * 2.3e-2 * (sin(#pi/6) + sin(rad(40)) + #vara^2)
#sum = #vara+#varb
Note: 変数を定義する最初の列に、“#”記号を置く必要があります。