電気記述

概要

4番目のステージでは、導体の電気記述を取り上げます。この記述では、電気的環境(電気的体系)のほか、さまざまな導体間の電気的接続も対象となります。

適用分野

記述する電気回路は、選択したアプリケーションが

Supplied conductorsまたはConductors impedanceのどちらであるかによって異なります。

Supplied conductorsアプリケーション

Conductors impedanceアプリケーション

電源を1つ以上定義する必要があるほか、受動コンポーネント(負荷)の定義も必要になることが普通です。

インピーダンスプローブを1つ以上定義する必要があるほか、受動コンポーネント(負荷)の定義が必要になることが普通です。

電気回路

電気回路は以下の要素で構成します:

  • すでに説明した一方向導体と双方向導体
  • 補足コンポーネント(電源、受動コンポーネント、プローブ)
  • これらの回路コンポーネント間の接続(接続には端子を使用します)

求める量(電流や等価インピーダンスなど)が何であっても、閉電流ループが必要です。

Components

2種類のFlux PEEC計算に使用可能なコンポーネントを下の表に示します。

Supplied conductorsアプリケーション Conductors impedanceアプリケーション
  • 電源: 電流源、電圧源
  • 受動コンポーネント: 抵抗、インダクタンス、静電容量
  • インピーダンスプローブ: 回路の2点間のインピーダンスを測定するコンポーネント
  • 受動コンポーネント: 抵抗、インダクタンス、静電容量

端子

導体に定義した端子で接続を実現します。それらを下の表に示します。

一方向導体:(端子は導体形状を使用して自動的に作成されます)

ジオメトリックチューブ導体 チューブポイント = 端子
CADジオメトリ導体 入出力フェイスはユーザーが定義する必要があります

双方向導体:(端子は導体形状を作成した後で作成します)

ユーザーが定義したポイントまたはフェイス

結合

導体は端子を介して接続されます。

2つの導体間の接続の例を下の図に示します。