同化導体モード: 形状記述

概要

同化導体モードを使用すると、一方向導体と双方向導体を記述できます。

一般的なプロセス

同化導体モードでの記述の一般的なプロセスを以下の表に示します。(各ステージについては、以降のブロックで詳しく説明します)。

ステージ 説明
1 ユーザーによる導体の形状記述
2 ユーザーによる導体の物理記述

形状記述子

同化導体の記述には、Flux PEECの形状記述子を使用します。

Flux PEECの形状記述子は境界タイプです。したがって、ボリュームは境界フェイス、フェイスは輪郭線、ラインはポイントでそれぞれ記述されます。

使用できる形状は次のとおりです:

  • ラインの場合: セグメントのみ。円弧は使用できません。
  • フェイスの場合: 平坦フェイスのみ

形状: 記述

形状は昇順(最初にポイント、次にライン、最後にフェイスとボリューム)で作成されます。

導体の形状を記述するための主な段階を以下の表に示します。

ステージ 説明
1 形状パラメータの作成(オプション)
2 変換の作成(オプション)
3 ポイントの作成
4 ラインの作成(セグメントのみ)
5

フェイスの構築(自動、伝搬、または押し出しによる作成)*

6

ボリュームの構築(自動、伝搬、または押し出しによる作成)*

*フェイスとボリュームの構築に使用するツールを以下のブロックで示します。

フェイスとボリュームの構築

以下の方法でフェイスとボリュームを構築できます:

  • 自動的な構築(特定と自動構築)
  • 伝搬ツールまたは押し出しツールによる構築

伝搬または押し出しによる構築では、作成済みエンティティを基にして新しい形状エンティティを作成できます。対称性パターンや繰り返しパターンを使用して構造を構築するには、この方法を使用します。

伝搬または押し出しによる構築では、並進、回転、またはアフィニティによる数学的変換を使用します。

伝搬 / 押し出し

用語の定義上、作成したオブジェクト(イメージ)が基本オブジェクト(変換元)から切り離される変換を伝搬と呼び、これらのオブジェクトが接続要素によって接続されたままになっている変換を押し出しと呼びます。

伝搬 押し出し