ハイパー接触の検出
概要
ラインどうしまたはフェイスどうしの接合はハイパー接触と見なすことができます。このような領域はメッシュの影響を受けやすいため、節点の不要な過負荷状態が発生することがあります。こうしたハイパー接触の問題によってメッシュや解析が不可能になることがあります。
ユーザー基準に基づいてハイパー接触のラインとフェイスを検出できます。
検出基準
次の基準に基づいてハイパー接触を検出します。
計算角度 < ユーザー角度
ここで:
- 計算角度: 解析したエンティティの接線方向が成す角度
- ユーザー角度: 角度がこの値を下回るとハイパー接触として検出されものとして、New Detect entitiesボックスに入力する必要がある値
アクセス
Detection of hypertangent lines and facesの操作を実行するための手順は次のとおりです:
- メニューから:
- アイコンから:
簡素化
現時点で、ハイパー接触を自動的に簡素化するコマンドは存在しません。モデラー機能と異なり、形状の特性を損なわずにその形状を変更することによって、多数の設定を解析できます。ハイパー接触を“破棄”するために使用できる機能は次のとおりです:
- 基準面でオブジェクトを切断し、オブジェクトの“ピーク”状部分を削除する
- 削除するピーク状部分を覆うオブジェクトを作成し、減算する(ピーク状部分が亀裂で、それを埋める必要がある場合は結合)
- 面取りまたはフィレットを作成してピーク状部分を丸める
- ...
制限事項
次の制限があります:
- ハイパー接触を自動的に簡素化するコマンドは存在しません。
- 互いに異なるオブジェクトにあるエンティティどうしのハイパー接触は検出できません。同じオブジェクトに存在するエンティティどうしのハイパー接触のみを検出できます。