小さいボリュームの検出と簡素化

概要

ボリュームによっては、小さく、メッシュで問題が発生する(不要な過負荷)可能性があると見なされるものがあります。基準に基づいて小さいボリュームを検出し、周辺に合わせて簡素化できます。

検出基準

次の基準のいずれかによって小さいボリュームを検出します:

  • 絶対値: ユーザー指定の面積より面積が小さいボリュームをすべて検出します
  • 相対値: 計算した比率がユーザー比率より小さいボリュームを検出します

計算した比率 < ユーザー比率

ここで:

  • 計算した比率 =
  • ユーザー比率 = New Detect entitiesボックスでユーザーが指定した値

検出: 例

基準(ユーザー比率)の選択を示す例を以下に挙げます。

選択したユーザー比率 = 0.15

簡素化

小さいボリュームが検出されると、簡素化のコマンドを使用してそのボリュームを簡素化できます。

小さいボリュームを簡素化するコマンドは、“小さいボリューム”タイプの幾何学的欠陥エンティティにのみ適用されます。

簡素化とは、検出された小さいボリュームとそれに隣接するボリュームとのマージが可能であれば、そのようにマージすることです。

簡素化が成功すると、幾何学的欠陥がデータツリーとグラフィックから消去されます。

簡素化の条件

検出された小さいボリュームをそれに隣接するボリュームとマージするには、そのボリュームが次のようになっている必要があります:

  • 同一線上にあることおよび接していること(あるいはそのいずれか)
  • 自由であること(マージを阻止する他のエンティティに関連付けされていないこと)

アクセス

小さいボリュームの検出と簡素化の機能には次のようにアクセスできます:

  • 検出:
    • メニューから: Correction&Simplification > Detect entities > Detect small volumes > New
    • アイコンから:
  • 簡素化:
    • メニューから: Correction&Simplification > Simplify entities > Simplify small volumes > New
    • アイコンから:

サンプル動画

小さいボリュームの検出機能と簡素化機能の使用方法を次の動画で確認できます。動画