Flux e-Machine Toolbox:ワークフロー

Flux e-Machine Toolbox向け連成コンポーネントの生成

Flux e-Machine Toolboxを介して計算する手順を以下に示します:

  1. Flux SupervisorからFluxでプロジェクトを開きます

    → このプロジェクトで電気機械の記述が完了していることを前提とします

  2. Flux e-Machine Toolbox連成用のFluxプロジェクトに対する前提条件が整っていることを確認します
  3. Flux e-Machine Toolbox連成コンポーネントを生成するためのダイアログボックスを開きます

    Solvingメニューをクリックし、Generate component for Flux e-Machine Toolbox couplingをクリックします

  4. コンポーネントの名前を選択します
  5. 同名のコンポーネントがすでに存在する場合、そのコンポーネントを上書きするか(Yes)しないか(No)を選択します(デフォルトはNo
  6. 保存先ディレクトリを選択します(デフォルトは作業ディレクトリ)
  7. Flux e-Machine Toolboxアプリケーションを実行して生成されたコンポーネント開くか(Yes)開かないか(No)を選択します(デフォルトはYes
  8. スタディ対象の電気機械を選択します(モーターの種類、タイプ、およびサブタイプ)
  9. 固定子巻線のジュール損失の計算に対する次の前提条件を選択します
    1. 相数
    2. 各相のコイル導体
  10. 回転子の渦電流損失の計算に対する前提条件を次のように選択します
    1. サポートタイプを選択します(センサー、領域、またはソリッド導体)
    2. サポートを選択します
  11. 機械の極数を定義する形状パラメータを選択します
  12. 固定子の周期性の反復回数が回転子と異なる場合は、その反復回数を入力します
  13. OKをクリックして確定します

    →連成コンポーネントXXX.FEMTが作成されています

    →Flux e-Machine Toolboxが起動して、連成コンポーネントが開きます

Flux e-Machine Toolboxでのテストの実行

Flux e-Machine Toolboxでテストを実行する手順を以下に示します:

注: Fluxで連成コンポーネントを生成済みであることを前提とします。
  1. Supervisorでをクリックして、Flux e-Machine Toolboxを開きます
  2. アイコンをクリックして連成コンポーネントを開き、連成コンポーネントXXX.FEMTを選択して確定します

    →選択したコンポーネントがFlux e-Machine Toolboxで開きます

  3. さまざまなユーザーパラメータを定義します
  4. 次の手順でテストを実行します

    をクリックします。

    →進捗バーにテストが進行中であることが示されます

    →Flux解析がバッチモードで実行されます

    →Flux解析が完了すると、ポスト処理スクリプトが実行されます

    →ポスト処理スクリプトが完了すると、Flux e-Machine Toolboxの中央の領域にパフォーマンスマップが読み込まれます

  5. マップをポスト処理します

    →テストの結果を、レポート(HTMLフォーマットとPDFフォーマット)またはポスト処理用データ(TXTフォーマット)にエクスポートできます

PBS経由のテストの実行(手動のエクスポート / インポート)

PBS経由でテストを実行する手順を以下に示します:

注: Fluxで連成コンポーネントを生成済みであることを前提とします。
  1. Supervisorでをクリックして、Flux e-Machine Toolboxを開きます
  2. アイコンをクリックして連成コンポーネントを開き、連成コンポーネントXXX.FEMTを選択して確定します

    →選択したコンポーネントがFlux e-Machine Toolboxで開きます

  3. さまざまなユーザーパラメータを定義します
  4. PBSへのエクスポート

    FeMTで、ボタン をクリックして、PBSで必要なすべてのファイルをエクスポートします。

    →これによりアーカイブ(.zipファイル)が生成されます。

    PBS Exportウィンドウが開きます:



    1. ボタンをクリックして、アーカイブを作成するDestination Directoryを選択します。
    2. Archive Nameを入力します。アーカイブのデフォルト名は、<FeMT_coupling_component_name>_Test.zipです。
    3. ボタンをクリックします。
  5. PBS経由で計算を実行

    PBSで以下を実行します:

    1. ジョブに必要な情報を入力します:
      • Job Name
      • Flux Version
      • Flux application
      • Input file

        次のアーカイブをドラッグ&ドロップします:<FeMT_coupling_component_name>_Test.zipファイル(解凍しない)

      • ...
    2. Submit jobボタンをクリックすると、クラスターに対してFeMTの計算が実行されます。
    3. 計算が終了したら、Downloadボタンをクリックして、すべての結果をダウンロードします。

      →これによりアーカイブ(.zipファイル)が作成されます。

  6. PBSからのインポート

    FeMTで、ボタン をクリックして、PBSから結果をインポートします。

    PBS Importウィンドウが開きます:



    1. ボタンをクリックして、Archive Path(PBSで作成された結果の.zipファイル)を選択します。
    2. Test Name(FeMTに表示されるテスト名)を入力します。
    3. ボタンをクリックします。
  7. これまでどおり、FeMTで結果をポスト処理します。

バリエーション:FluxMotorで得られた電気機械モデルからのテストの実行

次のように、FluxMotorで記述したモーターからFlux e-Machine Toolbox連成を実行できます。これにより、FluxMotorでの事前設計とFluxでの損失のモデリングを活用して、Flux e-Machine Toolboxでパフォーマンスマップを取得できます:

  1. FluxMotorで、スタディ対象のモーターに対応するpythonスクリプトを生成します
  2. Fluxで次の手順に従います:
    1. このpythonスクリプトを実行してFluxプロジェクトを作成します
    2. プロジェクトを保存します
    3. Flux e-Machine Toolbox連成コンポーネントを生成します
  3. Flux e-Machine Toolboxでテストを実行します