FE解による初期化: 例
例1: プレゼンテーション
調査対象デバイスは非同期モーターです。
計算条件:
6%という滑り値について最初のSteady State AC Magnetic計算が実行されます。これにより、デバイスの対応する定常状態を確立できます。また、回転子バーの電流密度の定常場を得ることもできます。
ドメイン有限要素 | 電気回路 |
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例1: 結果
非同期機械の電磁トルクの時間変動曲線を次の図に示します。FE解による初期化を伴う場合と伴わない場合の2つの条件下での結果が示されています。
主な結果:
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FE解による初期化なし(点線): 曲線は過渡期を経てから定常状態に達していることがわかります。
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FE解による初期化あり(実線): 曲線は短時間で定常状態に達しています。
例2: プレゼンテーション
調査対象デバイスは永久磁石付きの同期モーターです。
計算条件:最初のTM計算が実行され、機械の速度が定格点(nnom=1000rpm)まで上昇する様子がシミュレートされます。2回目の計算では、最初の計算のFE解によって初期化され、定常状態に戻ります。
ドメイン有限要素 | 電気回路 |
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例1: 結果
同期機械の加速曲線を次の図に示します。
第1フェーズで、定格速度1000rpmに達しています。2つ目の問題では、t=0.03sの時点における第1フェーズの結果を検討します。