Steady State AC Magneticフェイス(3D) / ライン(2D)領域

概要

フェイス(3D) / ライン(2D)領域は次のとおりです:

  • 材料領域:

    スタディドメイン内の薄領域のモデル化に使用されます。

  • 非材料領域:

    スタディドメイン内または境界における境界条件(BC)の適用に使用されます。

材料領域(薄領域)

薄領域は、厚みの小さい領域のモデル化を可能にします(亀裂、空隙、電流シートなど)。

薄領域は、その領域の厚みと共に、大きな領域と同様に記述できます。

2Dおよび3Dアプリケーションでは、次のような薄領域タイプを使用できます:

  • 空隙(= 空気または真空) / 2Dおよび3Dの場合
  • 磁気1 / 3Dの場合
  • コイル導体 / 2Dの場合
  • ソリッド導体2 / 2Dおよび3Dの場合
注: 1 3Dでは、以下の表のとおり、磁気領域のHおよびB界の方向をユーザーが選択します。
薄領域 HおよびB界の方向
制約なし 準法線方向 準接線方向
磁気

軟質材料

μ2 μ1

軟質材料

μ2 << μ1

軟質材料

μ2 >> μ1

注: 2 3Dでは、厚み方向に大きく電流密度が変動する導電領域の場合。薄い導電性領域をご参照ください。

非材料領域

非材料領域では、境界条件(BC)を適用できます。

領域 BCで適用される内容 定義手段
法線方向の磁界

法線方向の磁界

(接線方向の電界)

(事前定義)
接線方向の磁界

接線方向の磁界

(法線方向の電界)

(事前定義)
領域を形成するフェイス / ライン上