MV-1080:MDLを用いたアナリシスの作成
本チュートリアルでは、アナリシス定義の作成と、MDLファイル内でのアナリシス定義のインスタンス化について学習します。
- システム定義には*DefineSystem()を使用しますが、アナリシス定義には*DefineAnalysis()を使用します。
- アナリシスは、トップレベルのモデルの下でのみインスタンス化が可能
- 所与のインスタンスにおいてモデル内で1つのアナリシスのみがアクティブになり得る
*DefineAnalysis(ana_def_name, arg_1,arg_2, ..., arg_n)ana_def_nameはアナリシス定義の変数名で、このアナリシスのインスタンス生成の間に使用されます。arg_1,arg_2...arg_nは、アタッチメントとしてアナリシス定義に渡される引数のリストです。
| Reference Numbers | System Instantiation with Definition |
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| 変数 | Relationship |
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j_joint_att |
アナリシス定義ファイルの*Attachment()ステートメント(行4)で宣言され、*DefineAnalysis()ステートメント(行3)に引数として現れるアタッチメントの変数名。モーションは、*Motion()ステートメント(行6)を使ってこのジョイントに適用されます。 |
ana_def |
アナリシス定義の変数名は、*DefineAnalysis()ステートメント(行3)内で指定されます。アナリシス定義は、ana1によって*Analysis()ステートメント(行2)内で使用されます。 |
アナリシス定義ファイルの作成
このステップでは、アナリシス定義ファイルを作成します。
- 以下の関数式を使って、x軸についての推進トルクを作成します:
Tx = step(TIME,.3, 0, .31, 10) + step(TIME, .31, 0, .32, -10) - このアナリシスを応用し、図 1に示す三重振子モデルの固有振動数を推算します。

図 1. 平衡状態にある三重振子の詳細図

図 2. 三重振子のプロパティ一覧
*Attachment()
*ActionReactionForce()
*SetForce()
*Output() モデル内のアナリシスのインスタンス生成
このステップでは、三重振子モデル内でアナリシスをインスタンス化します。

