/ADMESH/STATE/SH3N

ブロックフォーマットのキーワード アダプティブメッシングを使用したマルチステージ解析における3節点シェルの状態を説明します。

フォーマット

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/ADMESH/STATE/SH3N
sh3n_ID sh3n_ID1 sh3n_ID2 sh3n_ID3 sh3n_ID4 Actlev IMapping      

定義

フィールド 内容 SI単位の例
sh3n_ID 3節点シェルの識別子

(整数)

 
sh3n_ID1 第1の子の識別子 4

(整数)

 
sh3n_ID2 第2の子の識別子

(整数)

 
sh3n_ID3 第3の子の識別子

(整数)

 
sh3n_ID4 第4の子の識別子

(整数)

 
Actlev 3節点シェルsh3n_IDの実際のレベル 6

(整数)

 
IMapping このステージの開始時点におけるマッピングもしくは削除のフラグ 8
= -1
3節点シェルおよびすべての派生シェルを削除します。
= 0
要素の削除はなく、前のステージで既にアクティブであった場合を除き、より深いレベルでの要素のアクティブ化も行われません。したがって、要素が前のステージでアクティブであればアクティブのままに、非アクティブであれば非アクティブのままになります。
= 1
それまでアクティブ化されていなかった一部の3節点シェルを、より深いレベルでアクティブにします。このより深いレベルでのアクティブ化により、このステージの開始時点でフィールドのマッピング(応力、その他)が行われます。

(整数)

 

コメント

  1. アダプティブメッシュのマルチステージ解析において、このキーワードは必須です。アダプティブメッシュの階層的データ構造を取り込むことにより、アダプティビティを使用して、第1ステージの後に第2ステージを実行することが可能になります。
  2. このブロックは、Radioss Engineの/STATE/DTオプションを使用して作成できます。
  3. レベル0からLevelmax/ADMESH/GLOBALで指定)までの、アダプティブメッシュの完全な階層的データ構造を提供する必要があります。
  4. 3節点のsh3n_IDの子は、下記の順序で指定する必要があります。ここでは、3節点のsh3n_IDの結合性を (N1, N2, N3) と想定します。

    starter_admesh_state_sh3n
    図 1.
  5. 4つの子の結合性は、オプションの/SH3N/part_IDを使用して以下の順序で指定する必要があります。

    第1の子 = (N1, a , c)N1は第1の子の第1節点で、第1の子は親sh3n_IDと同じように方向付けられます

    第2の子 = (a, N2, b)N2は第2の子の第2節点で、第2の子は親sh3n_IDと同じように方向付けられます

    第3の子 = (c, b, N3)N3は第3の子の第3節点で、第3の子は親sh3n_IDと同じように方向付けられます

    第4の子 = (b, c, a)

  6. Actlevは:

    Actlev= レベル(前のステージで3節点シェルがアクティブであった場合)、つまり前のステージにおける3節点シェルの実際のレベルです(レベルは、0から/ADMESH/GLOBAL)で指定されたLevelmax値まであります)。

    Actlev = –(level+1) (前のステージで3節点シェルがアクティブでなかった場合)

  7. 完全な応力テンソル、ひずみテンソルは、/INISHE/STRS_F/GLOBまたは/INISH3/STRS_F/GLOBおよび/INISHE/STRA_Fまたは/INISH3/STRA_Fを使用して、前のステージのアクティブな3節点シェルすべて(Actlec ≥ 0)に対して提供されます。
  8. フラグIMappingを使用すると、ユーザーは前のステージより深いレベルで一部の3節点シェルの削除やアクティブ化を強制することができます。
  9. アダプティブメッシングでは、節点IDとシェルIDは、900000000未満に制限されます。