/ADMESH/GLOBAL

ブロックフォーマットのキーワード アダプティブメッシングのグローバルパラメータを定義します。このキーワードはSPMDでの計算には利用できません。

フォーマット

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/ADMESH/GLOBAL
Levelmax ladmrule Time delay   Idt          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Levelmax 最大レベル

(整数)

 
ladmrule ルール2から1に対する強制フラグ 2
= 0
なし
= 1
あり

(整数)

 
Time delay アダプティブメッシングを2回チェックする間のタイムインターバル(角度または板厚のエラー基準を使用)

(実数)

[ s ]
Idt 粗いメッシュに基づく時間ステップフラグ。 5 6
= 0
なし
= 1
はい - Radioss Engineで節点時間ステップ/DT/Eltyp/Iflagを使用する必要があります。

(整数)

 

コメント

  1. 要素のサブ区分の最大レベルLevelmaxは、/ADMESH/SETでアダプティブと宣言したパート全体において同じです。

    元のメッシュの要素は、レベル0の要素に対応します。

  2. Iadmruleを1に設定すると、アダプティブ再メッシング処理は、アダプティブと宣言したパート内にある2つの隣接要素間におけるレベルの差が1を超えないことを保証します。

    1以外に設定すると、2つの隣接要素間のレベル差は制御されず、1より大きくなる場合があります。

  3. Time delayフィールドでは、アダプティブメッシングに対して実行される2回のチェック間のタイムインターバルを定義します(チェックには/ADMESH/SETの角度または板厚のエラー基準が使用されます)。これらの基準の詳細については、/ADMESH/SETをご参照ください。
  4. 状態ファイルを使用してアダプティブパートの状態を復元するマルチステージ解析の場合、このキーワードは該当パートをアダプティブにするために必須です。IadmruleおよびTime delayの値はステージごとに変更できますが、Levelmaxの値は直前のステージの値と同じにする必要があります。
  5. Idtを1に設定した場合、サイクル時間ステップは、現状の細かいメッシュではなく粗いメッシュを基準にするため大きくなります。そのため、結果の精度が低くなる可能性があります。
  6. アダプティブメッシングでは、節点IDとシェルIDは、900000000未満に制限されます。