/ADMESH/STATE/SHELL
ブロックフォーマットのキーワード アダプティブメッシングにおけるシェルの状態を説明します。
フォーマット
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/ADMESH/STATE/SHELL | |||||||||
shell_ID | shell_ID1 | shell_ID2 | shell_ID3 | shell_ID4 | Actlev | IMapping |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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shell_ID | シェル識別子 (整数) |
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shell_ID1 | 子SWの識別子 4 (整数) |
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shell_ID2 | 子SEの識別子 (整数) |
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shell_ID3 | 子NEの識別子 (整数) |
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shell_ID4 | 子NWの識別子 (整数) |
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Actlev | シェルの実際のレベル 6 (整数) |
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IMapping | このステージの開始時点におけるマッピングもしくは削除のフラグ 8
(整数) |
コメント
- アダプティブメッシュのマルチステージ解析において、このオプションは必須です。アダプティブメッシュの階層的データ構造を取り込むことにより、アダプティビティを使用して、第1ステージの後に第2ステージを実行することが可能になります。
- このブロックは、Radioss Engineの/STATE/DTオプションを使用して作成できます。
- レベル0からLevelmax(/ADMESH/GLOBALで指定)までの、アダプティブメッシュの完全な階層的データ構造を提供する必要があります。
- shell_IDの子は下記の順序で指定する必要があります。ここでは、shell_IDの結合性を (N1, N2, N3, N4) と想定します。
- 4つの子の結合性は、オプションの/SHELL/part_IDを使用して以下の順序で指定する必要があります。
SW = (N1, .., .., ..)N1は子SWの第1節点で、SWは親shell_IDと同じように方向付けられます
SE = (.., N2, .., ..)N2は子SEの第2節点で、SEは親shell_ID同じように方向付けられます
NE = (.., .., N3, ..)N3は子NEの第3節点で、NEは親shell_IDと同じように方向付けられます
NW = (.., .., .., N4) N4は子NWの第4節点で、NWは親shell_IDと同じように方向付けられます
- Actlevは:
Actlev = レベル(前のステージでシェルがアクティブであった場合)、つまり前のステージにおける3節点シェルの実際のレベルです(レベルは、0から/ADMESH/GLOBAL)で指定されたLevelmax値まであります)。
Actlev = -(level+1) (前のステージでシェルがアクティブでなかった場合)。
- 完全な応力テンソル、ひずみテンソルは、/INISHE/STRS_F/GLOBまたは/INISH3/STRS_F/GLOBおよび/INISHE/STRA_Fまたは/INISH3/STRA_Fを使用して、前のステージのアクティブなシェルすべて(Actlec ≥ 0)に対して提供されます。
- フラグIMappingを使用すると、ユーザーは前のステージより深いレベルで一部のシェルの削除やアクティブ化を強制することができます。
- アダプティブメッシングでは、節点IDとシェルIDは、900000000未満に制限されます。