/PROP/TYPE19 (PLY)

ブロックフォーマットのキーワード このプロパティセットは、プライベースの複合材定義に使用されるプライプロパティセットの定義に使用されます。これは、プライベースのサンドイッチ複合材プロパティを作成する場合に、/PROP/STACK/PROP/TYPE17)または/PROP/TYPE51と組み合わせて使用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/PROP/TYPE19/prop_ID/unit_IDまたは/PROP/PLY/prop_ID/unit_ID
prop_title
mat_ID t Δϕ grsh4n_ID grsh3n_ID Npt_ply α 1
オプション:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
drape_ID def_orth                

定義

フィールド 内容 SI単位の例
prop_ID プロパティの識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位識別子

(整数、最大10桁)

 
prop_title プロパティのタイトル

(文字、最大100文字)

 
mat_ID プライの材料識別子

(整数)

 
t プライの厚み

(実数)

[ m ]
Δ ϕ プライの増分角度 4

(実数)

[ deg ]
grsh4n_ID プライに結合されたシェル4節点グループ識別子 2

(整数)

 
grsh3n_ID プライに結合されたシェル3節点グループ識別子

(整数)

 
Npt_ply プライ厚を通る積分点の数

Npt_ply=1(/PROP/TYPE17(STACK)の場合)

1 ≤Npt_ply≤10(/PROP/TYPE51の場合)

= 1 (デフォルト)

(整数)

 
α 1 積層iの最初と2番目の材料方向の間の角度

デフォルト = 90.0(実数)

[ deg ]
drape_ID ドレーピング識別番号。 3

(整数)

 
def_orth 直交異方性角度
= 1
= 1: 直交異方性角度は、角度 ϕ s /SHELL/SH3Nで定義)を使用して計算されます。
= 2(デフォルト)
直交異方性角度は、/PROP/STACKオプションで定義されるスキューと回転を使用して計算されます。
 

#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/2
unit for prop
#              MUNIT               LUNIT               TUNIT
                  kg                  mm                  ms
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/PROP/TYPE19/11/2
PROP number 11
# mat_ID_i                   t           delta_phi id_grsh4n id_grsh3n   Npt_ply                 A_i
         1                  .5                  45         0         0         0                   0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|

コメント

  1. このプライプロパティは、プライベースのサンドイッチ複合材プロパティを作成する際に、/PROP/TYPE17 (STACK)または/PROP/TYPE51を組み合わせて使用されます。このオプションの材料則への適合性は、/PROP/TYPE17 (STACK)/PROP/TYPE51の組み合わせに依存します。
  2. grsh4n_ID =0かつgrsh3n_ID = 0の場合、パートの中でこのプロパティを参照するすべての要素がこの積層に属しています。
  3. 積層内の直交異方性角度
    • オプション行でdef_orthdrape_IDなしで定義された直交異方性角度
      積層iの角度(PROP/STACK):(1)
      ϕ = ϕ i + Δ ϕ
      ここで、
      ϕ i
      /PROP/STACKで定義
    • オプション行でdef_orthdrape_IDありで定義された直交異方性角度
      • def_orth = 2の場合、参照方向と最初の直交異方性方向の間の角度は:(2)
        ϕ = ϕ i + Δ ϕ + θ d r a p e
        ここで、
        θ d r a p e
        ドレープオプションdrape_ID(存在する場合)で定義された角度増分
        ϕ i
        プライについて/PROP/STACKで定義
      • def_orth = 1の場合、シェルスキューと最初の直交異方性方向の間の角度は:

        ϕ = ϕ s + Δ ϕ + θ d r a p e

        ここで、
        θ d r a p e
        ドレープオプションdrape_ID(存在する場合)で定義された角度増分
        ϕ i
        シェル(/SHELLまたは/SH3N)で定義。

        def_orth =1の場合、/PROP/STACKおよび/PROP/TYPE51入力のIskewVXVYVZは無視されます。

  4. drape_IDがオプション行で定義されている場合、ドレープ内で定義された各要素の角度は/DRAPE θ d r a p e

    だけ増大し、厚みはプライ薄化係数である/DRAPEのThinningによって変更されます。