Engineキーワード /ANALYRadioss StarterオプションでIsubcycle =2を指定した場合に、新しいサブサイクリングオプションをアクティブにできるようにします。
フォーマット
/SHSUB/NSH print/NSH ctrl
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
NSH
print |
サブサイクル(シェル要素の内力を計算するサイクルのみ)にわたるシェル要素のリスト出力頻度(出力ファイルまたは新しい拡張子の.outファイルへの出力)を定義します。 |
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NSH
ctrl |
サブサイクリング時間ステップが減少するケースにおいて、シェルをサイクル毎に計算する必要になることがあり、このプロセスは、サブサイクリングを非アクティブにした場合よりもCPU時間を消費する可能性があります。 デフォルト = 1000
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コメント
- サブサイクリングで実行し、リスタート後に標準の非サブサイクリング計算に切り替えることができます。その逆も可能です。
- NSH printは、サブサイクル(シェル要素の内力を計算するサイクルのみ)にわたるシェル要素のリスト出力頻度(出力ファイルまたは新しい拡張機能の.outファイルへの出力)を定義します。
負の値を使用した場合は、標準出力にも出力されます。
Radioss Engineの.outファイルへのこの追加出力は、サブサイクルにわたって次のようにNSH_printの頻度で書き込まれます。
/DT/SHNOD(サブサイクリングにわたるSHELL要素とSH3N要素の節点時間ステップ)の場合:
NC T DTSUB NODE SUBCYCLE
ここで、
- NC
- 現在の周期番号
- T
- 現在時刻
- DTSUB
- サブサイクリングの時間ステップ
- NODE
- SUBCYCLE
- node_ID
- サブサイクル番号
node_IDはサブサイクリングの時間ステップを示します。
上記以外の場合:
NC T DTSUB SHELL or SH3N SUBCYCLE
ここで、
- NC
- 現在の周期番号
- T
- 現在時刻
- DTSUB
- サブサイクリングの時間ステップ
- SHELLまたはSH3N
- shell_IDまたはsh3n_ID
- SUBCYCLE
- サブサイクル番号
ここでは、shell_IDまたはsh3n_IDはサブサイクリングの時間ステップを示します。
- NSH ctrlは/SHSUBキーワードと共に導入されたものです。これは、サブサイクリング時間ステップが減少するとシェルをサイクル毎に計算する必要があるので、このプロセスは、サブサイクリングを非アクティブにした場合よりもCPU時間を消費する可能性があるからです。
シェル要素と3節点シェル要素は、シェルの
安定時間ステップに対応する
時間ステップ毎に計算されます。サブサイクリング時間ステップは、シェルに関連する安定時間ステップです。
NSH ctrl: サブサイクリングを使用せずにNSH ctrlサイクルを計算する場合、つまり、連続するNSH ctrlサイクルのそれぞれでシェル要素を計算する場合は、Radioss Engineによってサブサイクリング法が非アクティブになります。
- シェル要素と3節点シェル要素は、シェルの
安定時間ステップに対応する
時間ステップ毎に計算されます。サブサイクリング時間ステップは、シェルに関連する安定時間ステップです。
- 要素時間ステップの場合(Radioss Engine入力デックで/DT/NODAを指定していない場合):
ここで、
-
- 特性長さ
- c
- 関連する材料の音速
/DT/SHELLのパラメーターは、特に、
の値(デフォルト値は0.9)に関して考慮されます。通常は、サブオプションの/DT/SHELLのパラメーターが考慮されます。
- 節点時間ステップの場合(Radioss Engine入力デックで/DT/NODAを指定している場合):
ここで、
- m
- 節点質量
- Ksh
- 結合されたシェルに対応する剛性
-
- /DT/NODAで指定された値ですが、/DT/SHNODを使用して変更できます。