/STOP
Engineキーワード エネルギーエラー率基準、総質量率基準、または節点質量率基準に達すると、Engineは停止されます。
フォーマット
/STOP
Emax | NTH | NANIM | NERR_POSIT | ||
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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Emax | エネルギーエラー率。システムの初期エネルギーに仕事量を加えたものに対する現在のシミュレーションエネルギーの比率として定義されます。Engine出力ファイルにリストされるエネルギーエラーとは異なり、この値は0.999 (99.9%)より大きくなり得ます。デフォルトでは、エネルギーエラーの絶対値を超えると実行は停止されます。正のエネルギーエラーでのみ停止する場合、NERR_POSIT = 1を使用します。 デフォルト = 1030 |
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総追加質量率基準は、特定の時間におけるモデルの総追加質量を初期総質量で割った比率として定義されます。 デフォルト = 1030 |
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節点質量率基準。その質量を初期質量で割った比率として節点ごとに定義されます。基準を満たしている節点が1つでもあれば、計算が中止されます。 デフォルト = 1030 |
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NTH |
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NANIM |
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NERR_POSIT |
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コメント
- エネルギーエラー率:
(1) ここで、- 現時点の並進運動エネルギー。
- 現時点の回転運動エネルギー。
- 内部エネルギー。
- 外力の仕事量(システムに取り込まれたエネルギー)。
- 実行の開始時(t=0時点のではなく)のエネルギー。
- Engine実行の発散を確認するには、負のエネルギーエラーではなく正のエネルギーエラーのみをチェックしたほうがよいでしょう。初期の発散を確認するには、NERR_POSIT = 1、NTH = 1、NANIM = 1を、またEmaxには比較的小さい値を使用することが推奨されます。
- 総質量基準は、特定の時間における総追加質量を総初期質量で割った比率として定義されます。
- 節点質量率基準は、その質量を初期質量で割った比率として節点ごとに定義されます。基準を満たしている節点が1つでもあれば、計算が中止されます。
- これらのイベントのいずれかが原因でエンジンが停止した場合は、リスタートファイルが書き込まれます。