動的イベント

モーダル法過渡(MTRAN)荷重ケースを定義します。

動的イベントツールを使用して、動的(モーダル法過渡)荷重ケースをセットアップし、きしみ・がたつきの問題を解析できます。
  1. セットアップグループからDynamicイベントを選択します。
    図 1.
  2. オプション: ガイドバーをクリックして、荷重ケースのオプションを定義します。
  3. グラフィックス領域で、荷重が適用される節点を選択します。
    図 2.
  4. マイクロダイアログのLoad Typeドロップダウンメニューを使用して荷重タイプを選択します。
  5. Load Curveリストからカーブタイプを選択します。
    使用できる荷重カーブタイプは次のとおりです。
    • Sine Sweep:正弦波掃引カーブを定義します。
    • From File: 外部ファイルから時間領域の荷重カーブをインポートします。
    • From PSD:PSDカーブを選択すると、SnRDがこれを時間領域に変換します。
    • From Curve:セッション内の既存のカーブ(TABLED1)を選択します。
  6. オプション: Curve Editor オプションを選択し、Curve Editorウィンドウを開きます。
    Curve Editorダイアログが表示され、カーブが表示されます。
  7. Load Direction(s)を選択します。
  8. オプション: を使用して、スケーリングやその他のオプションを定義します。
  9. をクリックします。
    これにより、選択した節点でDynamicイベントの荷重ケースが作成され、関連するすべてのカードがモデルブラウザで自動的に作成およびリストされます。Linear Transient Analysis Optistructページをご参照ください。
    詳細については、Optistruct のマニュアルをご参照ください。

動的イベントのオプション

動的荷重ケースのオプションについて説明します。

以下に、動的荷重ケースのセットアップで使用できるオプションを示します。

Load Curve

Load Curve
Sine Sweep
正弦波掃引は、時間と共に徐々に周波数が変化する正弦関数です。
変位荷重タイプのみがサポートされています。
From File
このオプションは、加重の時間履歴を含むファイルをインポートする際に使用します。SnRDは、1、2、または3方向の荷重をサポートしています。

詳細については、From Fileのオプションをご参照ください。

注: 同時に複数の荷重方向を作成している場合、SnRDは自動的に、各方向に1つの荷重ケースと、すべての方向を組み合わせた荷重ケースを1つ作成します。例:1つの節点に同時に3方向の荷重を適用すると、4つの荷重ケースが作成されます。
図 3.
From PSD
PSD: パワースペクトル密度

入力されたPSDカーブ(加速度対周波数)が、荷重タイプと時間の長さの選択に応じて、時間領域の信号に変換されます。

From Curve
セッションに既に存在するカーブ(TABLED1)を荷重カーブとして使用します。どのカーブをどの方向に使用するかを選択する画面が表示されます。
Undo Dynamic Event(
最近作成したDynamic Eventを元に戻します。
Curve Editor()が選択されている場合にのみ、作成を元に戻すことができます。
Curve Editor(
荷重ケースの作成後にCurve Editorを起動します。これにより、インポートした荷重カーブをプレビューできます。
Modes
固有値解析(EIGRL/EIGRA)用のデータを定義します。
Method
固有値解析方法としてLancosまたはAmsesを選択します。
Lanczos法で実固有値解析(振動または座屈)を実行するために必要なデータを定義します。
Frequency Range
評価で考慮する周波数幅を定義します。
No of Modes to Extract

抽出するモード数を設定します。ブランクに設定すると、周波数幅内のすべてのモードが抽出されます。

Damping
減衰パラメータ(TABDMP1)の定義
Damping
減衰係数を、すべての周波数またはテーブルを通して一定値として定義します。
Method
減衰の手法を指定します。
Time Step
時間ステップパラメータ(TSTEP)を定義します。
Auto Time Step
荷重カーブに基づいて時間ステップを自動的に抽出します。
Auto No of Time Steps
荷重カーブに基づいて時間ステップの数を自動的に抽出します。
Output frequency
それぞれの時間ステップで結果の出力頻度を定義します。
Output
Displacement
すべてのE-ラインの変位を出力します。
Velocity
すべてのE-ラインの速度を出力します。
GPForce
E-ラインからのグリッドポイントの力。

荷重カーブデータでサポートされているフォーマットはCSVおよびTXTで、ファイル内の列は選択に応じて以下のように編成されます:

注: 荷重カーブデータでサポートされているフォーマットはCSVおよびTXTで、ファイル内の列は選択に応じて以下のように編成されます:
One direction -
TIME, DIR1
1方向のサンプルファイルを以下に示します。
図 4.
Three Directions -
TIME, X, Y, Z
3方向のサンプルファイルを以下に示します。
図 5.
Two Directions XY -
TIME, X, Y
X、Y方向の荷重サンプルファイルを以下に示します。
図 6.
Two Directions XZ -
TIME, X, Z
X、Z方向の荷重サンプルファイルを以下に示します。
図 7.