Force Graphicsタブ

Force Graphicsタブには、タイヤ接触パッチ力のグラフィックスを作成するためのオプションが用意されています。このオプションを使用すると、理想化したタイヤ接触パッチに作用する垂直力、横力、および縦力をHyperViewで可視化できます。これらの力は、路面とタイヤとの間で接触パッチ領域全体に発生する摩擦力と接触力を積分した力です。このグラフィックスの色とスケール、接触パッチ位置からのグラフィックス位置までの横方向オフセットを制御します。
注: このオフセットは、タイヤ、ホイール、およびシャーシのグラフィックスによって力のグラフィックスが見にくくならないようにすることを目的としています。


図 1.

Force Graphicsチェックボックスをクリックして、グラフィックスのオンとオフを切り替えます。



図 2.
以下の表ではForce Graphicsコントロールについて説明しています。
コントロール 説明
Force Graphics Force Graphicsボックスをオンにすると、力のグラフィックスがアクティブになり、HyperViewで表示できるようになります。チェックボックスをオフにすると、力のグラフィックスが非アクティブになります。
Scale 単位力あたりのグラフィックスの長さを定義する値を、0より大きい実数で入力します。たとえば次のように指定します。t = 2.0秒で接触パッチ力FZが1000Nの場合、Scaleに5を指定していると、グラフィックのベクトル長は1000/5.0 = 200mmになります。
Radius 力のグラフィックを示す矢印の半径を、0より大きい実数で入力します。
Offset タイヤ接触パッチから外側へ向かってタイヤ力のグラフィックスを表示する位置までの距離(タイヤのセンターラインから横方向への距離)を示す実数を入力します。
Graphics Color タイヤ力の矢印の色。この色がFX、FY、およびFZの各ベクトルに使用されます。