Flex Tireタブ

Flex Tireタブは、.fxtタイヤプロパティファイルが選択されているときにのみ表示されます。これは、Pratt Miller(PM-FlexTire)製のFEベースのタイヤモデルで、EDEMとの連成シミュレーションで使用して、タイヤと土、砂、砂利などとの相互作用をモデル化できます。このタイヤをEDEMとの連成シミュレーションで使用するには、アルテアのパートナー製品として入手可能なPratt Millerタイヤソフトウェアが必要です。PM-FlexTireは、現在、Windowsでのみ使用可能です。


図 1.

このタブは、PM-FlexTireで使用される必須形式のメッシュファイル(.bdf/.obj/.off)の作成を支援します(Windowsのみ)。詳細については、Pratt Millerソフトウェアユーザーマニュアルをご参照ください。メッシュを生成するには、.fxtファイルで参照されるCADジオメトリが必要です。.fxtファイルは、車両がEDEMでモデル化されていない路面を走行する静的シミュレーションや過渡シミュレーションに必要な標準の操縦タイヤファイルを参照することもできます。

メッシュが作成されたら、MotionView-EDEM連成インターフェースを介してAutoTireをEDEMに転送することができます。詳細については、バルク材との相互作用のトピックをご参照ください。

タブには以下のものが含まれています:
コントロール 説明
メッシュの作成 タイヤのメッシュファイルを作成するためのGenerate PM-FlexTire filesユーティリティを表示します。


図 2.
Tire CAD file
メッシング用のタイヤのCADジオメトリファイル。タイヤジオメトリは、タイヤの中心がグローバル原点(0,0,0)に来るように配置する必要があります。デフォルト – .fxtファイルの[GEOMETRY]セクションのファイルを参照します。
Output file Dir
生成されたメッシュファイルを出力するためのディレクトリ。デフォルトでは.fxtファイルの場所に設定されます。
PM flextire convertor
Pratt-Millerソフトウェアのインストール場所にあるSTPtoOBJ.exeを選択します。
Fidelity
メッシュの粗さを制御します。
Tolerance relative to minimum radius (%)
最小半径位置にある境界条件節点を特定するためにSTPtoOBJ.exeで使用される“-tol”フラグにマップします。
Belt radius relative to largest radius (%)
カーカス定義用の内部要素を作成するために使用される“-dbelt”パラメータにマップします。
注: -tolパラメータと-dbeltパラメータに関する追加の詳細については、PM-FlexTireのユーザーマニュアルをご参照ください。

OKをクリックすると、メッシュファイルが生成され、パネルに一覧表示されます。

Output file Dir 生成されたメッシュファイルを出力するためのディレクトリ。デフォルトでは.fxtファイルの場所に設定されます。下のスペースには、このディレクトリ内で見つかったbdf/obj/offファイルが表示されます。ファイル名は、*.fxtファイル名と一致する必要があります。タイヤをEDEMに転送するために必要な3つのファイル(*_bead.off*_belt.off*_inside.off)があります。このリストは、メッシュの生成後に自動的に入力されます。
Handling Tire File タイヤがEDEMで表された路面セクションに存在しない場合の初期の静的シミュレーションと過渡シミュレーションに使用される操縦タイヤファイル。デフォルト – .fxtファイルの[HANDLING_PROPERTIES]セクションで指定された操縦タイヤファイル。
Rim Radius

Rim Width

タイヤのリム半径とリム幅。デフォルトでは、.fxtファイルの[BEAD]セクション内のRIM_RADIUSパラメータとRIM_WIDTHパラメータに設定されます。“Rim”(シリンダー)グラフィックは、これらの寸法のAutoTire用に作成されます。Rimグラフィックは、連成インターフェースを介した転送プロセス中にEDEMに転送されます。リム半径とリム幅は、タイヤカーカスが閉じられるように実際のタイヤジオメトリと一致する必要があります。隙間があると、EDEMでのシミュレーション中にタイヤの内側に粒子が溜まる可能性があります。