カテゴリーレジェンドの編集

カテゴリーレジェンドでは、コンターからプロットを容易に識別するため、値ではなく各種カラーバンドの名前を表示します。

Edit Legendダイアログでコンターのレジェンドを編集できます。このダイアログには、ContourパネルでEdit Legendをクリックすることによってアクセスできます。パネルでMaxLayer、MinLayerまたはExtremeLayerの層が選択されている場合、またはエンベロープ荷重ケーストレースプロットがコンター化されている場合、このダイアログの一部のオプションが変わります。カテゴリーレジェンドでは、コンターからプロットを容易に識別するため、値ではなく各種カラーバンドの名前を表示します。これは、最小値 / 最大値 / 極値に寄与する層またはプライを識別する場合に関係し、間違いを起こしにくくします。ContourパネルからのMinLayer/MaxLayer/ExtremeLayerプロットの場合、以下のようなカテゴリーレジェンドのコンターが生成されます:


図 1. Edit Legendダイアログ
注: v2019の更新事項の一端として、一部のカテゴリーベースのレジェンドに新たなカラースキームが実装され、レジェンドの色の編集が可能となりました。カテゴリーは互いに独立したものであるため、各カテゴリーには個別に色が与えられ、v2019以前の虹色カラースキームがカテゴリーカラーを決定するために使用していた自動補間は行われません。セッションファイルも、各カテゴリーについて明示的にカラー情報を保存します。

*UseLegacyCategoryColorプリファレンスファイルステートメントは、カテゴリーベースのレジェンド(エンベロープトレースプロット、最大値 / 最小値 / 極値レイヤープロットの場合に用いられる)によって使用されるデフォルトのカラースキームをコントロールします。これがオンである際は虹色カラースキームを使用し、カテゴリーカラーは変更されません。オフである際は、カテゴリーカラーが変更可能な新しいカラースキーム(Altair HyperView2019に実装)を使用します。



図 2.
このダイアログでは、下記のオプションが利用できます:
Legend    
  Type
Fixed Scale
HyperViewで既に処理されたタイムステップにおける、寄与するすべてのカテゴリーの累積がレジェンドに表示されます。
Dynamic Scale
タイムステップまたはシミュレーションごとに、レジェンドの寄与するカテゴリーが変更されます。
  Position HyperViewウィンドウ内のレジェンドの位置を選択します(Upper left、Upper right、Lower left、またはLower right)。
Values andcolors    
  Numeric format
Scientific
カテゴリーのエンティティの照会(Quick QueryまたはQuery Panel)時に科学的記数法で値が表示されます。
Engineering
カテゴリーのエンティティの照会(Quick QueryまたはQuery Panel)時に工学的記数法でレジェンド値が表示されます。
Fixed
照会(Quick QueryまたはQuery Panel)時に固定小数点の記数法で値が表示されます。
Auto
プリファレンスファイルのデフォルト設定で指定されている記数法で照会値を表示します。
注: preferences_post.mvwファイルに*DefineNumericFormat()を追加することで、レジェンドの数値表示のデフォルト設定を定義することができます。プリファレンスファイル内のデフォルト設定の詳細については、Preference Filesトピックをご参照ください。
  Numeric precision 現在の値を0から12までの小数点にインクリメントします。この設定は、照会された値にのみ影響を与えます。
  Max. levels allowed 表示されるカラーバンド数の上限です。1つのレジェンドに表示できる層バンドの最小数は2で、最大数は32です。

デフォルト設定は12ですが、荷重ケースが切り替えられたり、遷移結果が表示される際に、(可能な限り)カテゴリーごとに1つのカラーバンドが与えられるように、この値を設定してグラフィックス領域のカラーバンドを調整することができます。最大レベルを超え、さらにプロットに寄与するカテゴリーがある場合は、カテゴリーのグループ化が自動的に行われます。

寄与するカテゴリーの数が、指定のプロットに対して許容された最大レベルより少ない場合、寄与する各カテゴリーに関するカラーバンドがいくつかのみ表示されます。

寄与するカテゴリーと比較して、Max levels allowedのグループ化シーケンスは次のとおりです:
  1. 寄与するカテゴリーの数が、許容される最大レベル以下の場合、各バンドに含まれるカテゴリーラベルは1つになります。
  2. 寄与するカテゴリーの数が許容される最大レベルより多いが、2倍以上ではない場合は、最後のカラーバンドがグループ化されたカテゴリーラベル範囲を取得し、残りのカラーバンドが単一のカテゴリーラベルを取得します。
  3. 寄与するカテゴリーの数がバンド数の2倍より多い場合は、各カラーバンドが可能な限り等しい幅の範囲を取得します。
  Reverse コンターバンドに割り当てられたレジェンドの値を反転します。
  Contributing Categories Categoryダイアログを表示します。ここには、現在選択されているコンターに寄与しているすべてのカテゴリーがリストされます。


図 3.

MinLayer、MaxLayer、またはExtremeLayerプロットの場合、寄与する層 / プライの名前がすべて表示されます。これは、(カラーバンド数が寄与するプライより少ないため)カテゴリーのグループ化が発生する場合に、すべての層 / プライを特定するのに役立ちます。

Show Category ID ラベルの代わりにカテゴリーIDを表示します。このオプションは、エンベロープトレースプロット使用できます。
Header レジェンドのヘッダーを表示します。ヘッダーを削除するには、チェックボックスを選択解除します。新しいヘッダーを入力するには、既存のテキストをハイライト表示させ、新しいヘッダーを入力してApplyをクリックします。

フォントボタンをクリックし、フォントの種類とサイズを変更します。

Footer

フッターを表示します。フッターを削除するには、チェックボックスを選択解除します。新しいフッターを入力するには、既存のテキストをハイライト表示させ、新しいフッターを入力してApplyをクリックします。

フォントボタンをクリックし、フォントの種類とサイズを変更します。

Title レジェンドのタイトルを表示します。タイトルは、コンターの生成に使用される設定を反映し、変更はできません。フォントボタンをクリックし、フォントの種類とサイズを変更します。
ユーザー定義の値を指定する機能は、ダイアログのCategoryバージョンではサポートされていません。これは、プロットされるデータタイプに基づいてカテゴリー名が決定されるためです。しかしながら、レジェンドカラーの(カラーパレットを用いた)変更は、HyperView v2019以降でも可能です。MaxLayer/MinLayer/ExtremeLayerの場合、寄与する層またはプライの名前は、自動的にカラーバンドの横に表示されます。カラーバンドごとのカテゴリーのグループ化は、寄与するカテゴリーがMax. levels allowedの値(上記で設定)より多い場合に発生します。
  Transparency 透明な背景のレジェンドを表示します。現在カラーボックス(Transparencyオプションの右)に表示されている背景色でレジェンドを表示するには、このオプションの選択を解除します。
  Fill Color レジェンドを色付きの背景で表示します(Transparencyオプションが選択されていない場合)。レジェンドの背景の色を選択するには、カラーボックスをクリックしてカラーパレットを表示させ、色を1つ選んでOKをクリックします。
注: レジェンドは、ダイアログの右側に表示され、行った変更はプレビューすることができます。
Default デフォルトのレジェンド特性にリセットします。
Apply レジェンドに加えた変更を適用します。
OK 変更を適用し、Edit Legendダイアログを終了します。
Cancel 変更を破棄してダイアログを終了します。