結果の表示

Resultsタブでは、領域ベースの結果を表示し比較することができます。

Resultsタブは、比較結果が利用可能になると有効になります。

それぞれの比較結果タイプのsourceエンティティおよびtargetエンティティの比率がSource area%およびTarget area%欄に表示されます。

  1. Resultsタブをクリックします。
  2. 結果をレビューします。

    CADとCADまたはFEとFEの比較を行う場合、領域の比率は、各カテゴリーに当てはまるエンティティすべての面積の合計をトータルの面積で割って計算されます。一方、CADとFEまたはFEとCADの比較の場合、Comparison ツールは、計算時にオーバーラップおよび交差するサーフェス内にあるオーバーラップおよび交差する要素の面積を使用します。この方法は技術的には正しくない可能性があるとはいえ、より正確な領域比率を求めることができます。

    overlappedおよびintersectedカテゴリーは本来不正確です。比較エンティティ間の実際の交差ラインは要素およびサーフェス境界に沿うことはほとんどないため、容易に決定することができません。サーフェスおよび要素が非常に小さいスケールで細かく分割されている場合、おそらくオーバーラップおよび交差エンティティは存在しないでしょう。そして、要素およびサーフェスはすべてmatchedまたはunmatchedのいずれかになり、面積パーセンテージは非常に高い精度で計算されます。しかし、これは現実的な方法ではなく、Comparisonツールは、現在あるエンティティから最も高い精度を得ることを試みます。

    通常、CADとFE間の交差は、モデルの微小領域にのみ関連します。たとえば、有限要素モデルでは表現されないCAD形状の穴などです。Comparisonツールは、すべてのサーフェスを1つのmatchタイプとし、最もシビアなタイプである交差を選択します。これは、大部分のサーフェスが有限要素とオーバーラップする可能性のある事実にも関わらずです。すべてのサーフェスが交差サーフェスの面積比率計算時に使用される場合、値は誤解を招くほど非常に高いものになります。これは、モデルの非常に小さい部分だけが実際には交差するためです。サーフェスと要素間の領域比率は、要素とサーフェス間のサイズの違いと相関して非常に異なる結果となり、混乱を招く可能性があります。たとえば、要素ではモデルが5%交差しているが、サーフェスでは25%となるケースなどがあります。通常、要素はサーフェスより小さいため、実際に交差またはオーバーラップするモデルの量の推定はより正確となります。この理由から、サーフェスの面積の代わりに有限要素の面積が領域計算で使用され、すべての比率を足すと100%となることを確実にします。結果はより精密となり、要素とサーフェス間の領域比率の相関関係がより厳密となります。

  3. 比較結果を外部ファイルへ出力します。
    1. 現在の比較データ(transformations、match types、match entitiesなど)をファイルに書き出すには、Write data fileチェックボックスを選択します。
    2. 現在の比較結果(area%、entity groupings)をファイルに書き出すには、Write results fileチェックボックスを選択します。

    距離および比較結果は、.h3dファイルにエクスポートできます。メニューバーからFile > Export > Modelをクリックし、Write resultsチェックボックスを有効にしてください。

    比較結果は、以下に分類されます:
    • ソース、ターゲットのいずれかまたはその両方が半透明表示の状態ではなく、一致タイプがオフになっている場合、その一致タイプに属するエンティティはエクスポートされません。
    • ソース、ターゲットのいずれかまたはその両方が半透明表示の状態の場合、有効または無効とは関係なくすべての一致タイプがエクスポートされます。設定に応じてHyperViewまたはHyperView Player内でコンポーネントを半透明にできます。
    • 半透明表示は灰色で、エンティティは”no result”(これも灰色で表示される)として表示されます。上記以外、色つきで表示されます。
  4. 適用(Apply)をクリックします。