近傍界要求の詳細設定

詳細設定を使用して、界またはポテンシャルの計算で考慮に入れる電流、近傍界データのエクスポート、および印加給電源からの放射寄与の無視を指定します。

RequestタブのSolution Requestsグループで、 Near Fieldアイコンをクリックします。詳細設定は、ScopeタブとAdvancedタブにあります。

界の計算で考慮に入れる電流の指定

Field calculation using all sources
このオプションでは、近傍界結果の計算時に、すべての構造上の電流が考慮されます。
Field calculation using only sources on elements with specified labels
このオプションでは、近傍界結果の計算時に、指定されたラベルの構造上の電流のみが考慮されます。

界またはポテンシャルの計算

Fields
このオプションでは、実際の近傍界成分を計算して、.outに保存します。電気成分または磁界成分(あるいは両方)を含めることができます。
Potentials
このオプションでは、近傍界要求に1つのポテンシャルタイプを含めることができます。
  • 電気ベクトルポテンシャル
  • 電気スカラーポテンシャル
  • スカラー電位の勾配
  • 磁気ベクトルポテンシャル
  • 磁気スカラーポテンシャル
  • スカラー磁位の勾配

近傍界データ(界とポテンシャル)のエクスポート

Export fields to ASCII file (*.efe, *.hfe)
このオプションでは、電界を.efeファイルに、磁界を.hfeファイルにエクスポートします。
Export fields to *.out file
このオプションでは、電界 / 電位および磁界 / 磁位を.outファイルにエクスポートします。
Export fields to SEMCAD *.dat file
このオプションでは、電界 / 電位および磁界 / 磁位を.datファイルにエクスポートします。
Export fields to SPARK3D *.fse file
このオプションでは、四面体の頂点およびエッジ中点で計算された電界 / 電位および磁界 / 磁位を.fseファイルにエクスポートします。
Tip: Tetrahedral meshオプション(Positionタブ)が選択されている場合のみ有効です。

印加給電源からの放射寄与の無視

Calculate only the scattered part of the field
このオプションでは、印加給電源(電気点給電源や磁気点給電源など)からの放射寄与を無視して、散乱界のみを生じさせます。
Note: デフォルト設定をお勧めします。