Fluxに統合された専用モデラーコンテキスト

概要

Fluxに統合されたモデラーは、3D Fluxプロジェクトからアクセスできる専用コンテキストです。

アクセス

新しいプロジェクトを3Dで開始すると、モデラーコンテキストが直接開きます。

これは、Supervisorのユーザー環境設定で設定できるオプションです。

標準の形状コンテキストでモデラーコンテキストにアクセスするには次の手順に従います:

  • メニューから: Geometry > Modeler Context
  • アイコンから:

環境

モデラーコンテキストの環境は、データツリー、グラフィックウィンドウ、コマンドウィンドウ、コマンドの履歴がある点でFluxの環境に似ています。このグラフィックウィンドウは、Flux 3Dの標準環境にあるグラフィックウィンドウと同じです。

Fluxとの共存

Flux標準の形状記述はモデラーコンテキストの外部でも同様に使用できます。ただし、この2つの手法は互いにまったく異なることから、形状構築で混用することはお勧めできません。

ヒント: モデラーを使用して形状を記述した後は、標準コンテキストの機能を使用せず、モデラーで形状を完成することをお勧めします。

PyFlux

モデラーで実行した操作のうち、Fluxに関するものはすべてコマンドPyFluxに記録されます。

ProjectメニューまたはPythonエディターによって,モデラーからコマンドファイルの実行を開始することもできます。

フェイスの構築 / ボリュームの構築

モデラーではBuild faceコマンドとBuild volumeコマンドは実行する必要がありません。オブジェクトのこれらのサブエンティティは、さまざまな構築操作の際に自動的に構築されます。

エンティティの操作

形状の記述にモデラーを使用すると、高レベルのエンティティがオブジェクトになります。このオブジェクトは、変更できる唯一のエンティティです。サブエンティティであるポイント、ライン、フェイス、ボリュームは、オブジェクトに適用した操作に応じて再評価されます。したがって、モデラーコンテキストでも標準の形状コンテキスト(モデラーの外部)でも、ポイントの座標は変更できません。

作成操作の場所である座標系の特殊性

モデラーでは、Fluxの場合と同様に座標系が使用されます。座標系の作成は、これまでどおり、標準の形状コンテキストで実施します。

形状の説明では、形状が複数の座標系を持つ可能性を考慮して、作成操作の場所である座標系を指定する必要があります。

作成操作または変更操作で考慮される座標系は、(グラフィックビューの左下にあるドロップダウンリストから)グラフィックによる方法で選択できるアクティブな座標系です。