ボリューム / オブジェクトおよび形状操作の概念

概要

モデラーの動作のため、およびFluxデータベースとACISデータベース間の同期を確保するために、次の新しいエンティティがモデラーに追加されています:

  • object”エンティティ(これはボリュームエンティティとは異なり、ボリュームの上のレベルです)
  • geometric operation”エンティティ

ボリューム / オブジェクトの概念

ポイント、ライン、フェイス、ボリュームが操作対象となる標準の形状コンテキストとは異なり、モデラーの機能はオブジェクトに適用されます。

モデラーでは、オブジェクトは“親”エンティティで、ポイント、ライン、フェイス、ボリュームは下位エンティティになります。

オブジェクトエンティティによって、CADを操作するためにこのタイプのエンティティも有している形状カーネルACISとの同期が可能になります。

このオブジェクトは、1つまたは複数のボリュームで構成されます。

このボリュームエンティティは、Fluxにおいては常に重要です。物理領域はこのエンティティ上に割り当てられます。

形状操作

モデラー内で実行される各構築操作に関連付けられたFluxエンティティ内の形状操作。このエンティティをデータツリーから編集することで、構築操作を変更できます。構築操作の順序に従って、形状操作同士がリンクされます。構築のライフサイクル(作成、変更、削除)は、構築ツリーによって保証されます。

形状操作は、モデラーコンテキストのみで可能です。

示している例は以下のとおりです:

  • BLOCK_1操作によるブロックの作成 + OBJ_BLOCK_1オブジェクト
  • FILLET_1操作によるこのオブジェクト上でのフィレットの作成 + OBJ_BLOCK_1オブジェクトの変更
  • 古い順でBLOCK_1操作を再評価することによるBLOCK_1の寸法の変更と、その後のFILLET_1操作