磁気-熱連成シミュレーション:ポスト処理

グラフィックなポスト処理

グラフィックなポスト処理(等値図や等値線など)は次のように実行します:

  • 温度に関するポスト処理:
    • 熱プロジェクト: 温度の計算とエクスポートを目的としてユーザーが作成したマルチフィジックス式と同じ名前の空間量全体にわたって実行(この空間量は連成シミュレーションで自動的に作成されます)
    • 電磁プロジェクト: 空間量«TKelvin»全体にわたって実行*(Flux PEECでは使用不可)
  • 損失に関するポスト処理:
    • 熱プロジェクト: インポートした損失の保存を目的としてユーザーが作成した空間量全体にわたって実行
    • 2Dまたは3Dの電磁プロジェクト:複数の空間量が存在する場合、マルチフィジックス式と同じ名前の空間量を使用して損失を表示することはお勧めできません。実際、1つの領域を対象としてエクスポートする場合でも、ドメイン全体で計算されたデータが空間量に保存されます。ジュール損失などの同じ量を収めた空間量の合計を表示すると、誤ったデータが表示されます。
    • PEEC電磁プロジェクト: 連成シミュレーション解析シナリオを1つの周波数で実行した場合にのみ、損失を表示することをお勧めします。実際、複数の周波数を使用したシナリオの場合、エクスポートする損失はすべての周波数における損失の合計ですが、表示されるのは周波数ごとの損失です。

時間変化

温度または損失の時間変化を表示するにはセンサーが必要です。温度の場合は局所計算、損失の場合は領域での積分の計算でセンサーを定義できます。

使用する式は上記と同じです(図形の利用をご参照ください)。

積分計算の場合、2Dでは表面の積分、3Dでは体積の積分となります。