物理入力データ
入力データ
問題の特性として、系の未知数を変数とする関数がある場合、非線形系を定義するうえで必要な物理入力データは次のとおりです:
- 関数(残差ベクトルを計算する関数)
- その関数の導関数(系のヤコビアンを計算する関数)
Fluxの場合
Fluxアプリケーションで非線形系を定義するうえで必要な入力データの概要を、次の2つの表に示します。
- その1つは、材料の非線形挙動法則に関する表です。
- もう1つは、温度に依存する熱特性に関する表です。
適用分野 | 状態変数 | 関数 | 導関数 |
---|---|---|---|
磁気 | 磁気スカラーポテンシャル | B(H) | dB/dH = 透磁率の増分テンソル |
磁気ベクトルポテンシャル | H(B) | dH/dB = 磁気抵抗率の増分テンソル | |
電気 | 電位 | J(E) | dJ/dE = 導電率の増分テンソル |
適用分野 | 状態変数 | 関数 | 導関数 |
---|---|---|---|
温度 | 温度 | k(T) | dk/dT |
ρCp(T) | dρCp(T)/dT |