OS-E:0180 3-RBODYを使った3ポイント曲げ

この例題ではOptiStructを使用し、接触を含んだ非線形大変位陰解法解析に用いられるRBODYを取り上げます。



図 1. 荷重ケースと荷重ステップを含んだFEモデル

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

3Point_Bending_RBODY.fem

モデル概要

このモデルは、2つの鋼製の支柱上に置かれ、別の鋼製の円筒で中央からクラッシュされた鉄骨で構成されています。円筒と鉄骨との間にスライディング接触が定義されています。円筒はRBODYとして定義され、重心節点は参照節点として定義されます。荷重と境界条件がそれらに付与できます。500Nの荷重が大きいほうの円筒の重心節点(参照節点)上に付与されています。この大きいほうの円筒はX方向のみに移動が可能で、2つの小さい円筒はすべての自由度が拘束されています。ここで、非線形陰解法解析が実行されます。

シェル要素のプロパティは:
FE Model
鉄骨と円筒
1次シェル要素
MAT1材料プロパティは:
鉄骨と円筒
ヤング率
210 GPa
ポアソン比
0.3
初期密度
7.9 x 10-6 Kg/m3

結果

図 2 は、鉄骨が円筒で押し下げられた後の変形形状を示しています。


図 2. 鉄骨の変形形状
図 3 は、荷重が付与された後の剛体の応力を示しています。


図 3. 剛体上の応力はゼロとなる