/INTER/TYPE18
ブロックフォーマットのキーワード このインターフェースは、FSIアプリケーションについてALEとLagrangeの間の非直接連成を管理します。ペナルティ法が使用され、剛性とギャップ値を必要とします。
フォーマット
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/INTER/TYPE18/inter_ID | |||||||||
inter_title | |||||||||
surf_ID | grbric_ID | Ipres | Idel | Istf | |||||
Stfval | Vref | Gap | Tstart | Tstop |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
inter_ID | インターフェースの識別子 (整数、最大10桁) |
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inter_title | インターフェースのタイトル (文字、最大100文字) |
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surf_ID | Lagrangeサーフェスの識別子 (整数) |
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grbric_ID | Euler 3次元ソリッド要素またはALE 3次元ソリッド要素のグループの識別子。3D解析に使用。 (整数) |
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Ipres | 圧力修正フラグ。
(整数) |
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Idel | 節点およびセグメントの削除フラグ。
(整数) |
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Istf | インターフェース剛性定義フラグ
(整数) |
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Stfval | インターフェースの剛性値。 2 3 4
(実数) |
またはなし |
Vref | ALE材料とLagrangeサーフェスの間の推定相対速度(Istf=2の場合にのみ使用)。 4 (実数) |
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Gap | インターフェースのギャップ 5
(実数) |
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Tstart | 開始時間 (実数) |
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Tstop | 一時的な非アクティブ化の時間。 (実数) |
コメント
- Vrefは基準速度であり、ALE材料とLagrangeサーフェスの間の推定相対速度と見なすことができます。シミュレーション時に予想される最大値を使用することが推奨されます。例えば、着水の適用例では、構造物の初期衝突速度を使用できます。IEDまたは鉱山発破の適用例では、構造に影響を与える衝撃波の最大材料速度を使用できます。
- Istf=1の場合、Stfvalの推奨値は次のとおりです:
(1) ここで、- (最も高い)流体密度。
- 相対速度。
- Lagrange要素の表面積平均。
- Istf=2の場合、インターフェースの剛性値は、VrelとスケールファクターStfvalから次のように自動的に計算されます:
(2) - インターフェース剛性のあるモデルの感度スタディを実施することが推奨されます。そのために、Istf=2を用いると、剛性スケールファクターを使用して、シミュレーションごとに異なる値に設定できます(例えば、値を1から2、4、10、および100に変更できます)。
- Gapは、インターフェースのギャップ。推奨値は、1.5 x 接触部分に対する法線方向に沿った流体要素のサイズ(
)です。ギャップが定義されていない場合は、以下を使用して計算されます:
(3) ここで、 は流体要素の最大対角線であり、これは通常のメッシュの とまったく同じです。
- 2020より前のバージョンでは、流体のEuler節点やALE節点は、1行目の第1フィールドでgrnd_IDsを使用して定義していました。この入力フォーマットは、レガシーモデルには今もサポートされています。この入力フォーマットは、LAW5、6または51のレガシーモデルでは引き続きサポートされます。
- ALE側のメッシュサイズを小さくすると、インターフェースの精度が向上します。したがって、インターフェースの精度を上げるために、接触ゾーンで、少なくともLagrangeサーフェスのグローバル法線方向でALEメッシュを細分化することが推奨されます。
- 精度を上げるために、ギャップと剛性の値が異なる複数のTYPE18インターフェースを、異なる接触ゾーンに使用できます(例えば、メッシュサイズや相対速度が大幅に変化する場合)。
- Lagrangeパートで材料破壊の場合の要素削除が有効になっている場合は、Idel=1または2を使用することを強く推奨します。
- SPMD並列化の場合は、surf_IDで定義しているLagrangeセグメントをそれぞれ1つの要素に関連付ける必要があります(この要素には/PROP/VOIDとなるプロパティが割り当てられます)。