era
このコマンドは、アクティブウィンドウ内に読み込まれているモデルから与えられた引数に基づき、要素を追加します。
このコマンドを使用するには、モデルファイルを読み込む必要があります。
シンタックス
era<argument1><argument2><argument n>
入力
- all
- モデルの全ての要素を非表示にします。
- ele all
- モデルの全ての要素を非表示にします。
- ele <id>
- <id>をもった要素を非表示にします。<id>をもった要素が存在しない場合、何も起こりません。エラーメッセージは出力されません。
- 1D/1d all
- 全ての1次元要素を非表示にします。モデル内に1次元要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- 1D/1d <id>
- 指定された<id>をもった1次元要素を非表示にします。<id>をもった1次元要素が存在しない場合、何も起こりません。エラーメッセージは出力されません。
- quad4 all
- コンフィギュレーションQUAD4の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- quad4 <id>
- コンフィギュレーションQUAD4で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- quad8 all
- コンフィギュレーションQUAD8の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- quad8 <id>
- コンフィギュレーションQUAD8で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria3 all
- コンフィギュレーションTRIA3の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria3 <id>
- コンフィギュレーションTRIA3で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria6 all
- コンフィギュレーションTRIA6の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria6 <id>
- コンフィギュレーションTRIA6で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- 3D/3d all
- 全ての3次元要素をモデルから非表示にします。モデル内に指定した次元の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- 3D/3d <id>
- 指定された<id>をもった3次元要素を非表示にします。モデル内に指定した次元と<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- 2D/2d all
- 全ての2次元要素を非表示にします。モデル内に指定した次元の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- 2D/2d <id>
- 指定された<id>をもった2次元要素を非表示にします。モデル内に指定した次元と<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- comp <compname>
- 指定された名称をもつコンポーネント内の全ての要素を非表示にします。指定した名称のコンポーネントが存在しない場合、"The component with name compname does not exist"(名称<compname>のコンポーネントは存在しません)というメッセージが表示されます。
- comp <id>
- 指定された<id>をもったコンポーネント内の全ての要素を非表示にします。指定された<id>をもつコンポーネントが存在しない場合、"The component with id <id> does not exist"(ID<id>のコンポーネントは存在しません)というメッセージが表示されます。
- gro <grpname>
- 名称<grpname>をもつグループ内の全ての要素を非表示にします。
- bar all
- 全ての1次元要素を非表示にします。モデル内に指定した次元の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- bar <id>
- 指定された<id>をもった1次元要素を非表示にします。モデル内に指定した次元と<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- quad all
- モデル内のQUAD4およびQUAD8要素を全て非表示にします。モデル内にQUADコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- quad <id>
- 指定された<id>をもったQUADコンフィギュレーションの2次元要素を非表示にします。モデル内に指定した<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria all
- モデル内のTRIA3およびTRIA6要素を全て非表示にします。モデル内にTRIAコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tria <id>
- 指定された<id>をもったTRIAコンフィギュレーションの2次元要素を非表示にします。モデル内に指定した<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra all
- モデル内のTETRA4およびTETRA10要素を全て非表示にします。モデル内にTETRAコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra <id>
- 指定された<id>をもったTETRAコンフィギュレーションの3次元要素を非表示にします。モデル内に指定した<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra4 all
- コンフィギュレーションTETRA4の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra4 <id>
- コンフィギュレーションTETRA4で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra10 all
- コンフィギュレーションTETRA10の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- tetra10 <id>
- コンフィギュレーションTETRA10で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- hex all
- モデル内のHEX8およびHEX20要素を全て非表示にします。モデル内にHEXコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- hex <id>
- 指定された<id>をもったHEXコンフィギュレーションの3次元要素を非表示にします。モデル内に指定した<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- hex8 all
- データ型: string, string
- hex8 <id>
- データ型: string, int
- hex20 all
- データ型: string, string
- hex20 <id>
- データ型: string, int
- pen all
- データ型: string, string
- pen <id>
- データ型: string, int
- pen6 all
- データ型: string, string
- pen6 <id>
- コンフィギュレーションPENTA6で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pen15 all
- コンフィギュレーションPENTA15の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pen15 <id>
- コンフィギュレーションPENTA15で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr all
- モデル内のPENTA5およびPENTA13要素を全て非表示にします。モデル内にPENTA(5/13)コンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr <id>
- 指定された<id>をもったPENTA(5/13)コンフィギュレーションの3次元要素を非表示にします。モデル内に指定した<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr5 all
- コンフィギュレーションPENTA5の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr5 <id>
- コンフィギュレーションPENTA5で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr13 all
- コンフィギュレーションPENTA13の全ての要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションの要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- pyr13 <id>
- コンフィギュレーションPENTA13で指定された<id>をもった要素を非表示にします。モデル内に指定したコンフィギュレーションと<id>の要素が存在しない場合、エラーメッセージは出力されません。
- mat <matname>
- 指定された材料名をもつ全ての要素を非表示にします。
- mat <id>
- 指定された<id>をもった材料内の全ての要素を非表示にします。
- swa
- 現在の表示を入れ替えます。
出力
なし
エラー
エラーコードはありません。モデルがアクティブウィンドウに読み込まれていない場合、"Model File not Loaded"(モデルファイルが読み込まれていません)というメッセージが出力されます。
eraコマンドに引数が与えられていない、もしくは誤った引数が与えられた場合、エラーのレベルに応じてコマンドの使用法が出力されます。
例
- 例 1
- QUAD4コンフィギュレーションの全ての要素を追加するには:
era quad4 all;
- 例 2
- 名称が"Comp 1"および"Comp 2"であるコンポーネント内の要素を非表示にし、モデルがそれらの名称のコンポーネントを含む場合は:
era comp {"Comp 1" "Comp 2"};
- 例 3
- "all"および"<id>"オプションとは別に、要素は範囲のみを渡す、もしくはそれらをIDとミックスすることによって非表示にすることも可能です。このオプションを使用する際に守られるべきルールは、各IDがスペースによって区切られ、範囲は"-"(ハイフーン)の区切り文字で指定される必要がある点です。ele、compおよびgroオプションについては、範囲は指定できません。
- 例 4
- 1から10までの範囲のコンポーネントを非表示にするには:
era comp 1-10
- 例 5
- 1から-100までの範囲の要素を非表示にするには:
era ele 1-100
- 例 6
- 1から10までの範囲の材料を非表示にするには:
era mat 1-10