線形トルクマップパワートレイン
線形トルクマップは、単純なソースとシングルギアを有する単純なパワートレインをモデル化します。
MDLライブラリ内の従来のパワートレインシステムとの違い
- ギア比カーブ: ギアボックスのギア比に関する情報を含むカーブ。このカーブは、マニュアルトランスミッションをモデル化するIC Engine Friction Clutch Powertrainとの整合性を維持するためのものです。線形トルクマップにはギア比が1つしか含まれていません。ギア0はニュートラルギアを意味しますが、ドライバーがギア0にシフトすることはないため、ギア比は重要ではありません。
- パワートレインデータセット: パワートレインを定義するためのパラメータ。
ラベル デフォルト値 説明 Throttle Scaling 100 スロットルの変動: 0~100、0~1、または0~任意の値。 ドライバーは、この値を、Altair Driver File内のTHROTTLE_STANDARDブロックのSCALING_FACTORパラメータで指定された値で変更し、ドライバー出力とパワートレイン想定スロットル入力の整合性を維持します。
Max. Powertrain Torque 10e6 モデルの単位。 100%スロットルでのパワートレインからのトルク出力。
Min. Powertrain Torque 0.00 モデルの単位。 0%スロットルでのパワートレインからのトルク出力。
伝動効率 0.99 入力角速度 / (出力角速度*ギア比)。 - 差動トルクまたは駆動トルク: パワートレインのトルク出力。
Tz – 式 = ‘-1*VARVAL({トルク出力ソルバー変数IDstring})’
- パワートレイン配列: パワートレインデータセットに入力されたデータを保持するIC配列。これをパワートレインデータセットでパラメータ化することをお勧めします。
Index 値 0 予約済みまたは意味のないデータ。 *通常は、デバッグ用としてのみ、または、開発中の何らかの値のプレースホルダとして使用されます。
1 100%スロットルでのパワートレイントルク。 2 0%スロットルでのパワートレイントルク。 3 Throttle Scaling 4 Reserved(予約済み) 5 Reserved(予約済み) - ソルバー変数:
ソルバー変数 コメント Throttle Signal - ドライバー/テスト装置からのスロットル信号のプレースホルダー。
- 変更されなかった場合は、0のスロットル信号がパワートレインに与えられます。
- この信号は、解析に付加するために必要になります。
Gear Signal - 未使用の信号。
- 解析のアタッチメントを解決するために用意されています。また、IC Engine Friction Clutch Powertrainとの整合性を維持する役割もあります。
Clutch Signal Engine Speed Drive Torque - スロットル入力が付与されたパワートレイントルクを計算するソルバー信号。
- ユーザー定義のプロパティ。
- ユーザー式 –
‘USER(1, {Solver Array Powertrain ID}, {Solver Variable Throttle Signal ID})’
- ローカルファイルと関数名を使用します。
- 関数タイプ – DLL/SO。
- ローカルファイル – msautoutils。
- 関数名 – VIRTUAL_POWERTRAIN。