MotionSolveとの結合

ユーザー定義のタイヤモデルは、Altair User tire interfaceを使ってMotionSolveと結合できます。

User tire interfaceは、TYDEX形式のタイヤモデルを、それに付随するユーザー定義のTYDEX路面モデルと共に受け入れます。


図 1.
  • MotionSolveのソルバーデックは、タイヤプロパティファイルと路面プロパティファイルをMotionSolveのTire Managerに渡します。
  • MotionSolveのTire Managerはタイヤプロパティファイルを解析し、属性‘PROPERTY_FILE_FORMAT’の読み出し元となる‘MODEL’ブロックを探します。タイヤプロパティファイルは、以下の例のようなMODELブロックを持つようになります:
    [MODEL]
    PROPERTY_FILE_FORMAT = ‘USER’
    FUNCTION_NAME               = '<library_name>::<function_name>'
  • ‘PROPERTY_FILE_FORMAT’が‘USER’である場合、User tire interfaceが起動します。これの唯一の例外は、<library_name>=”tnodelft”である際で、その場合はTNO tireが起動します。
  • User tire interfaceが起動すると、FUNCTION_NAME属性が読み出されます。<library_name>は、ユーザー定義のTYDEX関数が組み込まれるダイナミックライブラリの名称です(ファイル拡張子は含まない)。
  • <function_name>は、ダイナミックライブラリ<library_name>内に存在するTYDEXタイヤ関数の名称です。
  • これが構築されると、User tire interfaceは、シミュレーションの間に何度もユーザー定義のタイヤモデルをコールし、TYDEX形式で記述された情報を渡します。
  • ユーザー定義のタイヤモデルは、TYDEX路面関数をコールする責任を担います。