OptiStructインターフェース
OptiStructインターフェースの概要。
- OptiStructのユーザープロファイルは、OptiStructのバージョン2022をサポートするように設計されていますが、サポートされていないエントリがいくつかあります。
- 互いに異なるタイプの要素(ソリッド、シェル、バーなど)は、それぞれ別々のコンポーネントに整理する必要があります。シェル要素とソリッド要素では、この措置がきわめて重要です。これらの要素では、参照されているプロパティ定義がコンポーネントカードイメージに記述されているからです。
- 入力ファイルのインポートでは次の点に注意します:
- このインターフェースでは、参照元カードの後に継続カードが続いている必要があります。参照元カードの後に継続カードが続いていないと、エラーメッセージが発行されます。
- 警告メッセージとエラーメッセージは、Import Process Messagesポップアップウィンドウに表示されると同時に、現在の実行ディレクトリにあるoptistruct.msgファイルにも書き込まれます。
- 継続行ではなく、認識もサポートもされていないキーワードで始まっている行が入力ファイルにある場合は、該当するサポート対象外のカードセクション(CTRL_UNSUPPORTED_CARD、SUBCASE_UNSUPPORTED、またはBULK_UNSUPPORTED_CARD)に、そのカード全体が書き込まれます。また、名前が認識されていないPARAMエンティティまたはDOPTPRMエンティティは、それぞれUNSUPPORTED_PARAMまたはUNSUPPORTED_DOPTPRMとして保存されます。
- サポートされているカードの継続行のフォーマットが正しくない場合、または認識されているキーワードの特定の機能がサポートされていない場合は、該当の行が.hmxファイルに書き込まれます。
- バルクデータの入力トランスレーターでは、自由、固定、およびラージフィールドの各フォーマットをサポートしています。
- OptiStructカードのエクスポートと表示(編集)に使用できるテンプレートが2つ用意されています。OptiStructテンプレートでは、すべてのカードが単精度の固定フォーマットで出力されます。optistructlfテンプレートでは、座標系、グリッド、要素、荷重、サブケース、プロパティ、材料、および最適化カードが固定の倍精度(ロング)フォーマットで出力されます。
- HyperWorksによって、HyperWorksの特定のコマンドが読み取られ、OptiStructの入力ファイルにコメントとして書き込まれます。これらのコメントカードを使用すると、セッションが変わっても、事前定義のプリファレンスを保持できます。これらのカードを手動で編集しないことを強くお勧めします。
- OptiStructとのインターフェースに必要な設定はすべて、それぞれのユーザープロファイルによって読み込むことができます。
- 一部のOptiStructソルバーカードが荷重コレクターエンティティからLoadStepInputsの記述を持つ新しいAnalysis Parametersエンティティに移行されました。LoadStepInputは、Load Stepエンティティの適切なサブケースセレクターによって参照されます。それらは:
- ACSRCE
- DLOAD
- BASELIN
- EIGRL
- EIGRA
- EIGC
- NLPARM
- NLADAPT
- NLOUT
- NLMON
- NLPRINT
- NLENRG
- RGYRO
- RLOAD1
- RLOAD2
- TLOAD1
- TLOAD2
- UNBALNC
文字列ベースの入力
- 文字列ベースのラベルは、入力ファイルのエントリの識別を容易にします。
- ラベルは、対応するIDフィールドを介してエントリを識別するために使用できます。
- エクスポートブラウザに追加された新しいソルバーオプションExport as named entityによって、フリーフォーマットのエクスポートが可能です。
- ラベルのエクスポートは、Property、Material、Set、Set segmentのエンティティと、それらに対応する参照に対してサポートされています。
重複ID
- OptiStruct ソルバーインターフェースでは、コネクター要素(RBE2、RBE3、RJOINT、RBE1、GENELなど)、Aeroelasticity panelと構造要素の間で同じID空間を共有することができます。
- デフォルトでは、OptiStruct インターフェースは、上述の要素を除いて、同じHyperMeshエンティティ内での重複IDを持つことはできません。OptiStructでは、1つのHyperMeshエンティティにマップした複数のカードどうしで重複したIDを使用できます。HyperMeshでは、IDの柔軟性はOptiStructと同様で、変更するには、 を選択し、 allow duplicate IDs のオプションを選択します。
- 重複IDは、OptiStructユーザープロファイルの次のHyperMeshエンティティでサポートされています: Element、Property、Aroelasticity panel。
- Importブラウザのrenumber the ids to match solver idsを使用して追加されたソルバーオプションは、共有IDスペースを持つ要素に対して、インポート時にソルバーIDと同期されます。
- HyperMesh postがバッチモードの場合、バッチスクリプトに
*templatefileset
コマンドを設定して、ユーザープロファイルが前もって読み込まれるようにすることが可能です。 - 新規および変更されたAPIの詳細については、APIドキュメントセクションを参照してください。