Bar2要素のオフセット

1Dメッシュ: Offsetツールを使用し、プレート上で手動でオフセットを設定するか、ビームを調整します。

ビーム要素のせん断中心は、デフォルトでは要素の節点と一致します。要素を実際の節点以外の位置に再配置するには、開始節点または終了節点をオフセットします。各端部のオフセット成分は、変位座標系または要素座標系で分解できます。




図 1.
  1. メッシュリボンから1Dメッシュ > オフセットツールをクリックします。


    図 2.
  2. オフセットするモデル内の要素を選択します。
  3. オプション: ガイドバーをクリックしてオフセットオプションを指定します。
  4. マイクロダイアログのオプションを使用してオフセット方法を選択します。
    オプション 説明
    プレートでのオフセット(Offset on Plates) ビーム要素を自動的にオフセットします。

    bar2要素は、単一要素のエッジに結合することも、プレートのT接合での2つの要素間で共有することもできます。シェルに合わせるツールは、オフセット計算の際に、シェルの板厚とオフセットを考慮します。鋭角またはT接合の場合、4つの異なる象限にビームを配置できます。

    オフセットを実行する際、法線方向と横方向の両方で調整を行うかどうかを選択できます。法線オフセットはオフセットが要素のY軸に沿っていることを意味し、横方向オフセットは要素のZ軸に沿っていることを意味します。フリーエッジまたはT接合の場合、ビームはその境界ボックスがエッジと一致するように調整されます。

    向きの場合と同様、オプションにより調整の際に考慮されるシェルが決定されます。これらのオプションは、隣接するプレート間の板厚の差異も処理します。板厚方向の処理オプションがAveragedに設定されていない場合、最小(resp.最大)板厚のシェルが参照用として使用され、このシェル要素に対して調整が行われます。

    1. をクリックします。
    2. ドロップダウンメニューで調整方向を選択します。これは、法線と横方向、法線、横方向のいずれかにすることができます。
    3. 以下から適切なものを選択します。
      • 正方向基準の調整
      • 負方向基準の正方向調整
      • 正方向基準の負方向調整
      • 負方向基準の調整
    YZマニピュレータ(Elemental YZ Manipulator) 要素(YZ)マニピュレータを、要素座標系で増分オフセットマニピュレータとして使用します。

    要素(YZ)マニピュレータは、ビーム要素の選択全体において機能します。Y軸またはZ軸に沿った操作ごとに、現在のオフセット値には関係なく、選択した各要素に指定の量が付加されます。このツールは、選択したすべての要素に同じオフセット値を割り当てるものではありません。選択した要素は、同じ増分で更新されます。

    1. をクリックします。
    2. YとZ のマニピュレータを使って、手動でオフセットを調整します。
    3. Escを押すと、オフセットコンテキストに戻ります。
    座標系成分によるオフセット(Offset Components) 座標系成分によるオフセットで微調整します。

    オフセットは、変位座標系と要素座標系の両方で微調整できます。一般にこれは、大きな要素選択を更新する必要があるときに行われます。

    1. をクリックします。
    2. 適切なX、Y、およびZのオフセット値を入力し、Enterを押します。
    オフセットのリセット(Reset Offset) をクリックします。
    注: これは取り消し処理ではありません。リセットは、前の値に関係なく、常に0,0,0に設定されます。
ヒント: モデリングウィンドウの左上の凡例を使用して、現在の向きから定義される要素座標系の軸をプロットします。