隔壁設計イネーブラーの作成

隔壁は、NVHや安全性などの複数の設計属性について局所的な性能利点をもたらす設計イネーブラーです。隔壁は、その位置と厚みが正確に設計されていれば、パート全体のアップゲージングが解消されるため、質量低減と性能向上を実現できます。一般に隔壁は、片側が溶接されており、もう片側が構造用接着剤で接合されているため、製品設計サイクルの終盤でも組み込むことが可能です。



図 1. 隔壁が取り付けられた自動車のホワイトボディ
  1. メッシュリボンで、2D Meshツールセットの横の矢印をクリックし、オプションリストからBulkheadを選択します。
  2. ガイドバーで要素セレクターをアクティブにした状態で、隔壁を大まかに配置する必要がある要素を選択します。


    図 2.
  3. ガイドバーBaseをクリックして、ベース節点を選択します。
    注: ベース節点は、選択した要素の最長フェイス上にある必要があります。 図 3 は、正しく選択された“ベース”節点を示しています。 図 4 は、正しく選択されず、隔壁が作成されない“ベース”節点を示しています。
    図 3. 正しい“ベース”節点の選択(最長フェイスより)


    図 4. 正しくない“ベース”節点の選択
  4. マイクロダイアログを使用して、隔壁の厚み、フランジの幅、メッシュサイズを編集します。
    さらに、を使用してフランジの方向を反転でき、を使用して隔壁の方向と向きを変更できます。
  5. オプション: をクリックして、隔壁の材料を選択します。
  6. ガイドバーをクリックします。
    隔壁は新しいコンポーネント内に作成されます。適切なプロパティカードイメージ(例: OptiStructソルバープロファイルのPSHELL)も作成されます。


    図 5. 作成が完了した隔壁
    このプロセスを完了するには、コネクターを使用して隔壁を周囲のパートに結合します。


    図 6. コネクター付き隔壁