断面ライブラリ
車両設計プロセスの早期段階で迅速な概念開発を実現するには、自動車断面ライブラリを使用します。
*原典: https://www.nhtsa.gov/crash-simulation-vehicle-models Honda Accord MY 2011
このライブラリにアクセスするには:
サンプル断面
断面ライブラリ内の各断面には、以下が含まれています:
- 断面プロパティを有する1つのビーム要素
- その断面の形状を示す複数の2D要素。2D要素断面はフランジの位置で溶接されます。
- その断面の形状を表す複数の形状ライン。これらの形状ラインは概念モデリングに使用できます。形状断面はフランジの位置で自動溶接されません。
番号付け方式
断面ライブラリは、以下で説明している番号付け方式に従っています。ただし、この番号付け方式は必須ではなく、ユーザーが選択した任意の番号付け方式を適用できます。
各断面は、7桁の数字で識別できます。
- 一番左の桁は断面の位置に対応しています。この桁は1、2、または3の値を取ります。
- 1: 断面が車両の左側にある場合(左側のBピラーなど)
- 2: 断面が車両の右側にある場合(右側のBピラーなど)
- 3: 断面が車両の中央にある場合(トンネルなど)
- 左から2番目の桁は断面のアセンブリに対応しています。この桁は1~5の値を取ります。
- 1: 断面がSide Frameアセンブリに属している場合
- 2: 断面がRoofアセンブリに属している場合
- 3: 断面がFront Structureアセンブリに属している場合
- 4: 断面がFront Floorアセンブリに属している場合
- 5: 断面がRear Floorアセンブリに属している場合
- 3桁目と4桁目は、アセンブリのパートに対応しています。各アセンブリにはいくつかのパートがあります。たとえば、図 7ではサンプルパートのリストが非常に長くなっています。
- 5桁目は、断面のFEリプリゼンテーションに対応しています。この桁は0、2、または5の値を取ります。
- 0: FEリプリゼンテーションがPBEAMの場合
- 2: FEリプリゼンテーションがビーム断面の場合
- 5: FEリプリゼンテーションがPSHELLの場合
- 6桁目と7桁目は、コンポーネント番号に対応しています。
左側のロッカー / シル断面で適用されている番号付け方式の例を図 6に示します。