解析ファイルの保存と再利用

大規模なモデルの場合、解析フェーズ中に解析係数が保存されると、シミュレーション時間を短縮できます。

Note: 小規模なモデル(実行時間が短い)の場合は、通常、解析係数を保存する必要はありません。解析係数を保存すると、大きいファイルが作成されます。
Solve/RunタブのSolution Settingsグループで、 Solver Settingsアイコンをクリックします。
Save/read matrix elements
このオプションを使用すると、.matファイルの保存や読み取りが可能になります。.matは、連立一次方程式の行列要素を保存するために使用されます。
Save/read LU decomposed matrix
このオプションを使用すると、.ludファイルの保存や読み取りが可能になります。.ludファイルは、LU分解されたMoM行列の要素を保存するために使用されます。
Save/read currents
このオプションを使用すると、.strファイルの保存や読み取りが可能になります。.strファイルは、モデルの残り部分を変更することなく要求が変更される場合に、高速なシミュレーションを可能にするためにデフォルトで使用されます。
Save/read cable per-unit-length parameters
このオプションを使用すると、.pulファイルの読み取りや書き込みが可能になります。.pulファイルは、複数の周波数ランにまたがってケーブルの単位長さあたりのパラメータを保存可能にするためにデフォルトで使用されます。この結果として、ケーブルハーネスの高速なシミュレーションが可能になります。
Store convergence data (*.cgm file) for iterative solvers
このオプションを使用すると、反復解析の残差を.cgmファイルに書き込むことができます。このオプションは、結果の収束度を知る必要がある場合に使用します。
Note:

並列実行用に.mat.lud.cgm.pulの各ファイルを保存できるのは、すべてのプロセスでアクセス可能な共有された場所に、モデルのディレクトリが配置されている場合のみです。