解析ファイルの保存と再利用
大規模なモデルの場合、解析フェーズ中に解析係数が保存されると、シミュレーション時間を短縮できます。

- Save/read matrix elements
- このオプションを使用すると、.matファイルの保存や読み取りが可能になります。.matは、連立一次方程式の行列要素を保存するために使用されます。
- Save/read LU decomposed matrix
- このオプションを使用すると、.ludファイルの保存や読み取りが可能になります。.ludファイルは、LU分解されたMoM行列の要素を保存するために使用されます。
- Save/read currents
- このオプションを使用すると、.strファイルの保存や読み取りが可能になります。.strファイルは、モデルの残り部分を変更することなく要求が変更される場合に、高速なシミュレーションを可能にするためにデフォルトで使用されます。
- Save/read cable per-unit-length parameters
- このオプションを使用すると、.pulファイルの読み取りや書き込みが可能になります。.pulファイルは、複数の周波数ランにまたがってケーブルの単位長さあたりのパラメータを保存可能にするためにデフォルトで使用されます。この結果として、ケーブルハーネスの高速なシミュレーションが可能になります。
- Store convergence data (*.cgm file) for iterative solvers
- このオプションを使用すると、反復解析の残差を.cgmファイルに書き込むことができます。このオプションは、結果の収束度を知る必要がある場合に使用します。
並列実行用に.mat、.lud、.cgm、.pulの各ファイルを保存できるのは、すべてのプロセスでアクセス可能な共有された場所に、モデルのディレクトリが配置されている場合のみです。