ワイヤポートの作成

ワイヤポートをワイヤ(フェイス境界を形成しないフリーエッジ)に適用します。

  1. Source/LoadタブのPortsグループで、 Wire Portアイコンをクリックします。


    Figure 1. Create wire port (geometry)ダイアログ。

ポートを配置するワイヤを指定します。

  1. Edge欄でポイントエントリを使用して、次のいずれかの方法でワイヤを指定します:
    • 3D ビューで、該当するワイヤをクリックします。
    • 詳細ツリーで、該当するワイヤをクリックします。
  2. ポートをセグメントと頂点のどちらに配置するかを指定します(ワイヤのメッシング後)。
    • ワイヤポートをセグメントに追加するには、Segmentを選択します。
    • ワイヤポートを2つのセグメント間の頂点に追加するには、Vertexを選択します。
      頂点ポートは主に、ワイヤが他の構造に結合されており、終点から最初のセグメントの中心までの位相差が入力インピーダンスに大きく影響する場合に使用されます。
      Note: 頂点ポートは、無限接地面とUTDプレートに結合されているワイヤの端点に設定できます。
  3. ワイヤ上のポートの配置場所を指定します。Location on wireで、次のいずれかを選択します:
    • ライン上の事前定義の形状ポイントのいずれかを指定するには、StartMiddleEndのいずれかを選択します。
    • ワイヤの全長に対する割合として、ワイヤに沿って任意の位置を指定するには、Otherを選択します。ここで0%は始点、100%は終点と解釈されます。

      ポートの指定後にワイヤが変更された場合、ポートはワイヤに沿って同じ相対位置を維持します。たとえば、ポートがワイヤの端点から3分の1の位置にあり、別の周波数で使用するためにワイヤが短縮された場合、ポートは短くなったワイヤの端点から3分の1の位置を維持します。

      Tip: ポートの絶対位置を固定するには、%欄に指定ポイントまたは“pt”式を入力します。ポートはそのポイントのワイヤ上への投影位置に配置されます。ワイヤが変更されると、そのポイントは絶対位置に可能な限り近い位置に維持されます。
  4. (オプション)ポートの極性を反転させる場合は、Reverse polarityチェックボックスを選択します。
  5. Label欄で、このワイヤポート固有のラベルを追加します。
  6. Createをクリックしてワイヤポートを作成し、ダイアログを閉じます。