物理エンティティに対する計算
概要
コマンドComputation on physical entitiesでは、解析シナリオ調整の1つのパラメータ設定*に対する複数の全体量を計算できます。
- 時間または物理 / 形状パラメータとして、可変パラメータを1つのみ(モノパラメトリックスタディ)
- 複数の可変パラメータ(マルチパラメトリックスタディ)
物理エンティティ
物理エンティティは、全体量の計算を取得できるサポートを表します。これは以下にすることができます:
- 空間サポート(カテゴリ« Region »)
- 電気コンポーネント(カテゴリ« Circuit »)
- メカニカルセット(カテゴリ« Mechanical set »)
計算プロセス
物理エンティティに置ける計算プロセスを以下に示します。
ステージ | 説明 |
---|---|
1 | メニュー | をクリックしてダイアログボックスを開きます。
→ | ダイアログボックスが開きます。 |
2 | 提示されるさまざまなサポート(Region、Circuit、Mechanical set)上で計算する1つ以上の全体量を選択します。 |
→ | 選択したさまざまな全体量が、Computed formulasゾーンにリストされます。 |
3 | Computeをクリックして計算を確定します。 |
→ | 要求された各全体量の数値結果*が、Results of computationゾーンに表示されます。 |
4 |
(オプション) Storeをクリックして結果を格納します。 |
→ | 結果がエンティティに格納され、これがデータツリーに配置されます(次のブロックをご参照ください)。 |
5 | Closeをクリックしてダイアログボックスを閉じます。 |
→ | ダイアログボックスが閉じられます。 |
結果の保存
計算が完了すると、ユーザーは得られた結果を保存できます。結果は、データツリーのノードCOMPUTEPHYSIC_1というエンティティとして保存されます。
に、この保存された結果を使用して、ユーザーは以下を行うことができます:
- 編集して調べる(計算は、ポスト処理のパラメータの現在の設定とは独立しています)
- ファイルにエクスポートする(*.TXT、*.XLS、*.PY、*.XML、クリップボード)
取得した結果をすばやくコピーするもう1つの方法は、アイコンをクリックする方法です。これはCOPYと同じです。
計算の検証
コマンドComputation on physical entitiesで計算された各全体量の前に表示されるシンボルは、Results of computationゾーンに関連付けられています。これにより、取得された結果の有効性を示すことができます。有効性を表すシンボルは次の2つです:
- : 取得された計算は有効で、該当する数値が含まれています。
-
: 取得された計算は無効で、« Invalid »という単語が含まれています。
無効な結果について考えられる2つの理由は次のとおりです:
- 要求された計算が物理的に不可能である(要求された全体量が要求されたサポート上で一貫性がない。サポートFace上での全体量Volumeについての計算など)。
- 要求された計算は物理的には可能だが、使用できない。
計算の更新
以下のように、要求された計算が自動的に更新される可能性があります:
- 可能性1: 全体量のリストの計算後(Computation on physical entitiesダイアログボックスは閉じない)、ステップをステップのセレクターに変更することで、ユーザーはシナリオのパラメータの設定パラメータを変更できます。ダイアログボックス上の現在の結果が、自動的に、現在のパラメータ設定に対応するように更新されます。
-
可能性2: 全体量のリストの計算後、ユーザーはComputation on physical entitiesダイアログボックスを閉じます。これまでに計算された全体量のリストが記憶されます。Computation on physical entitiesダイアログボックスを次に開く際に、記憶されたリストが表示され、対応する結果が自動的に、現在のパラメータ設定に対応するように更新されます。
ユーザーは、これらの量を維持する、別の量を追加する、一部の量を削除する(行ごと)、またはClearボタンによりリストすべてを削除するのいずれかを選択することができます。