演習3:ユーザーサブルーチンでシミュレーションを実行

本演習では、演習2:ユーザーサブルーチンの追加でインプリメントしたユーザーサブルーチンでシミュレーションを実行し、演習1のStep モデルの実行における初期テストからの結果と比較します。

モデルの実行

このステップでは、インプリメントされたユーザーサブルーチンでモデルを実行します。

  1. ツールバーで、(Run)をクリックします。
  2. Runパネルで、Run MotionSolve fileラジオボタンをクリックします。
  3. (Open)ボタンをクリックし、Step DMPSUBを使ったカスタム弾性体減衰の追加で保存された*.xmlファイルをブラウズします。


    図 1.
  4. Run ボタンをクリックします。

HyperGraphを使った変位の大きさのプロッティング

このステップでは、両方のシミュレーションからの出力とHyperGraphを使って、ピストンの変位の大きさを比較します。

ユーザーサブルーチン実行からの正しい結果を、初期実行からの結果とつき合わせます。
  1. (Add Page)ボタンをクリックします。
  2. Client Selectorドロップダウンメニューから、クライアントをMotionSolveからHyperGraph 2Dに切り替えます。


    図 2.
  3. ベースライン結果をプロットします。
    1. HyperGraphで、(Build Plots)アイコンをクリックします。
    2. パネル内で、(Data Fileブラウザ)を使って、baseline_abfファイルを開きます。
    3. デフォルトのx変数はTimeのままとします。Y Typeには、Marker Displacementを選択します。Y Requestは空白のままとします。Y ComponentにDMを選択します。
    4. 適用(Apply)をクリックします。
  4. ユーザーサブルーチン結果をプロットするために、Step 3を繰り返します。Y TypeにREQSUBを、Y ComponentにRESULT (2)を使用します。


    図 3. 両モデルシミュレーションからの出力結果の比較

HyperViewを使った弾性体の応力の比較

このステップでは、HyperViewを使って弾性体の応力と変形を比較します。

初期シミュレーションとユーザーサブルーチンの間で、結果は同じでなければなりません。
  1. (Add Page)ボタンをクリックします。
  2. Client Selectorドロップダウンメニューから、クライアントをHyperGraph 2DからHyperViewに切り替えます。
  3. Standardツールバーから(Load Results)アイコンをクリックします。
  4. 自身の作業ディレクトリ<working directory>から、baseline_h3d結果ファイルを開きます。
  5. 適用(Apply)をクリックします。
  6. (Entity Attributes)ボタンをクリックします。
  7. パネル内の、DisplayOptiStructの横でOffボタンをクリックします。
    注: Auto apply modeのボックスにチェックマークが入っていることを確認します。


    図 4.
  8. モデリングウィンドウ内で、ピストンヘッドと両方のクランクコンポーネントをクリックします。
    注: 弾性体コンポーネントのみが表示されているはずです。
  9. Resultsツールバーで、(Contour)アイコンをクリックします。
  10. Contourパネルで、Result typeをDeformation->Displacement (v)に設定し、モデリングウィンドウ内のflexbodyをクリックします。


    図 5.
  11. 適用(Apply)をクリックします。
  12. 続いて、(Tracking Systems)アイコンをクリックします。
  13. パネル内で、TrackドロップダウンメニューからComponentをクリックします。モデリングウィンドウflexbodyをクリックします。
  14. Page ControlsツールバーからPage Window Layoutドロップダウンメニューを開き、(ウィンドウ2つのレイアウト)をクリックします。
  15. 空のモデリングウィンドウで、ユーザーサブルーチンh3dファイルについて手順3から13までを繰り返します。
  16. Animationツールバーから(Start/Pause Animation)ボタンをクリックし、モデルをアニメーション表示します。


    図 6. HyperViewでの弾性体変形の比較