/DRAPE
ブロックフォーマットのキーワード このオプションは、通常は製造プロセスのシミュレーションの結果として発生する、積層の繊維方向変化と薄化を読み取るために使用します。各行で、1要素または1グループの角度変化と薄化を定義します。積層の各要素は、1つのDRAPEオプションに対して一度だけ呼び出すことができます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/DRAPE/drape_ID | |||||||||
drape_title |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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Entity | Entity_ID | Thinning | drape |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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drape_ID | ドレープの識別子 (整数、最大10桁) |
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drape_title | ドレープのタイトル (文字、最大100文字) |
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Entity | 左詰めにする必要があります。
(整数) |
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Entity_ID | エンティティの識別子 (整数) |
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Thinning | 積層薄化係数 (実数) |
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drape | 積層方向の変化 (実数) |
コメント
- ドレープは、要素の積層方向や板厚において製造プロセスを考慮に入れるため、/PLYおよび/PROP/TYPE19 (PLY)で使用されます。/STACK内の例(/DRAPEを使用するサブスタック)をご参照ください。
- 各シェル要素で、積層の最初の直交異方性方向は、
drapeの角度と、/PROP/PLYおよび/PLYまたはシェル定義(積層入力のdef_orthの値によって決まる)で定義された角度を加えた分だけ回転します。def_orth = 2の場合、参照方向と最初の直交異方性方向の間の角度は以下のとおりです:
(1) def_orth = 1の場合、シェルスキュー(シェルの局所x軸をベクトル として取る)と最初の直交異方性方向の間の角度は以下のとおりです:(2) ここで、 はシェル(/SHELLまたは/SH3N)内で定義され、 は、/PLYまたは/PROP/PLYオプションで定義された、シェルに対する層の回転角度です。/STACK内の例(/DRAPEを使用するサブスタック)をご参照ください。
def_orth =1の場合、/PROP/TYPE17、/PROP/TYPE51、/STACK入力のskew_ID、VX、VY、VZは無視されます。
- 積層内で定義された、要素の積層厚tiは、積層薄化係数Thinningを使用してスケーリングされます。