/DT/GLOB/Iflag
Engineキーワード 全体時間ステップ予測では、通常の要素または節点時間ステップよりも大きな値を時間ステップに設定することができます。
フォーマット
/DT/GLOB/Iflag
Iflag=1の場合、次の行を挿入
Tol_GTSNcycles
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
Iflag | 付加(オプション)カードの数
|
|
限界時間ステップのスケールファクター デフォルト = 0.9 |
||
Tol_GTS | GTS収束の許容値 デフォルト = 10-3 |
|
Ncycles | 全体時間ステップ予測の頻度(サイクル数) デフォルト = 20 |
コメント
- /DT/GLOBを/DT/NODAと共に使用する場合、シミュレーションは節点時間ステップで始まり、全体時間ステップが後に続きます。
/DT/GLOBを単独で使用するか、/DTと共に使用する場合、開始の時間ステップは要素タイプステップで、その後に全体時間ステップが続きます。
- Iflag =1の場合、GTS収束の許容値(Tol_GTS)と、全体時間ステップの頻度(Ncycles)を入力する必要があります。
Iflag =0または空白の場合、Tol_GTSとNcyclesのデフォルト値が使用されます。
- 全体時間ステップオプションは、次のフィーチャーに適用できます。
- ソリッド要素:/TETRA4、/TETRA10、次のフラグのヘキサ要素
- /PROP/SOLID: Isolid = 1(Belytschko)、14(HA8)、17(H8C)、24(HEPH)および16(20節点)
- シェル要素:Ishell = 1(Belytschko-Tsay)、12(Batoz)および24(HEPH)
- トラス要素
- ビーム要素
- 接触インターフェース: TYPE7、TYPE24エッジ-エッジオプションの設定なし)、TYPE2(Spotflag= 25および27)
- ほとんどの場合は、デフォルト値で十分に安定した実行が確保されますが、振動する接触条件のために全体剛性が頻繁に変動するケースでは、収束判定基準を上げてTol_GTS= 0.05にし、時間ステップのスケールファクターを下げて = 0.8にすることが推奨されます。