/DT1/BRICK/Keyword3/Iflag

Engineキーワード /PROP/SOLID Itetra4=1000ソリッド要素を用いた/TETRA4のための時間ステップ計算代替法。

デフォルトの計算法よりも小さいがより精確な時間ステップが得られます。結果はよりロバストで安定しています。それ以外は、/DT/BRICK/Keyword3/Iflagオプションと同じです。

フォーマット

/DT1/BRICK/Keyword3/Iflag

Δ T sca Δ T min

/DT1/BRICK/CST/1を使用する場合、次の行を挿入

ASP_minVDEF_min

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Keyword3 時間ステップ制御タイプ。 1
CST
要素は一定時間ステップ Δ T min を保持するために微小ひずみ定式化に切り替えられます。要素プロパティで定義されているIsmstrの一定の値でのみ有効です。 4
DEL
時間ステップを制御している要素は、一定時間ステップ Δ T min が保持されるよう削除されます。
STOP
時間ステップが Δ T min に到達すると、実行が停止して、リスタートファイルが書き込まれます。

Keyword3が指定されていない、すなわち/DT1/BRICK,である場合、デフォルトのSTOPオプションがに使用されます。

 
Δ T sca 限界時間ステップのスケールファクター

デフォルト = 0.9

 
Δ T min 最小時間ステップ  
Iflag 付加(オプション)カードの数/DT/BRICK/CST/1にのみ使用されます。
0または空白
Δ T sca および Δ T min のために1つのカードのみが読み込まれます。
= 1
ASP_minおよびVDEF_minのために追加のカードが読み込まれます。
 
ASP_min 最小アスペクト比(Tet崩壊)。アスペクト比 ≤ASP_minであるソリッド要素は、一定の時間ステップを保つために微小ひずみ定式化に切り替えられます 5

デフォルト = 0

 
VDEF_min 最小体積比(V/Vo)。体積変化 ≤VDEF_minであるソリッド要素は、一定の時間ステップを保つために微小ひずみ定式化に切り替えられます 5

デフォルト = 0

 

コメント

  1. 時間ステップコントロールは、シミュレーションの時間ステップを制御する要素の時間ステップが右記より小さい場合にアクティブ化されます;

    Δ T min Δ T s c a MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaaSaaaeaacq qHuoarcaWGubWaaSbaaSqaaiGac2gacaGGPbGaaiOBaaqabaaakeaa cqqHuoarcaWGubWaaSbaaSqaaiaadohacaWGJbGaamyyaaqabaaaaa aa@407F@

  2. /DT1/BRICK/Keyword3/DT/NODA/Keyword3と共に使用できます。また、時間ステップのよりロバストな計算、より安定した計算が得られます。
  3. 時間ステップ計算は実際のところ、Itetra4=1000を用いた/TETRA4を除くと、デフォルトのものと同じです。
  4. /DT1/BRICK/CSTは、Ismstr=2または12が/PROP/SOLIDで定義されている際にのみアクティブとなります。/TETRA4Itetra4=1000)、/TETRA10、および/BRICKソリッド要素(Isolid=1、2、14、17または24)と適合性があります。
  5. /DT1/BRICK/CST/1を使用する場合、ASP_minまたはVDEF_minの2つの最小値のいずれかに到達した時点で、要素は微小ひずみ定式化に切り替えられます。ASP_minは、HyperMeshの要素品質チェックと同じテトラ崩壊計算を使用します。ASP_min基準を満たせない要素は、シミュレーションの開始時または実行中に微小ひずみ定式化に切り替えられます。VDEF_minを使用すると、シミュレーションの実行中に、大きく変形または圧縮された要素を微小ひずみ定式化に切り替えることができるので、負の体積の問題の発生を防止できます。