/PRELOAD

ブロックフォーマットのキーワード 3次元ボルトの断面に付与されるプレロード応力を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/PRELOAD/preload_ID/unit_ID
preload_title
sect_ID sens_ID Itype   Preload Tstart Tstop

定義

フィールド 内容 SI単位の例
preload_ID ボルトプレロードブロックの識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位の識別子(オプション)

(整数、最大10桁)

 
preload_title ボルトプレロードブロックのタイトル

(文字、最大100文字)

 
sect_ID プレロードが付与される断面の識別子。プレロード力は、断面の局所的なZ方向に沿って加えられる 2

(整数)

 
sens_ID センサーの識別子
0
プレロード応力はセンサーのアクティブ化後に適用されます。TstartTstopは適切にシフトされます。

(整数)

 
Itype プレロードのタイプ
= 1(デフォルト)
プレロードは力
= 2
プレロードは圧力

(整数)

 
Preload プレロード値

デフォルト = 0.0(実数)

[ N ] または [ Pa ]
Tstart ボルトプレロードの開始時間 6

デフォルト = 0.0(実数)

[ s ]
Tstop ボルトプレロードの終了時間 6

デフォルト = 1030(実数)

[ s ]

コメント

  1. プレロード引張応力は、sect_IDによって定義されているソリッド要素に適用されます。これは、ソリッド要素でモデル化されたボルトのプレロードに使用できます。
  2. sect_IDの入力は必須です。その法線ベクトル(断面の座標系の局所z方向)は、ボルト内のプレロード方向を定義します。断面と交差する要素は、プレロードの適用に使用されます。
  3. Itype = 1の場合、均等なプレロード応力が、sect_IDで定義された断面の初期領域で分割されたプレロード力を用いて計算されます。
  4. Itype = 2の場合、断面の要素に付与されるプレロード応力値は、ユーザー定義です。
  5. モデル内のプレロード力を出力するには、/TH/SECTIONが定義される必要があります。
  6. プレロードはTstartにおいて起こります。断面によって定義された要素の材料剛性は低減され、引張応力が要素に適用されます。応力は、ボルト内にプレロード力を生成します。続いて、プレロード要素の材料剛性は、Tstop時間における元の値に達するまで増加されます。詳細についてはユーザーズガイド内のプレロードをご参照ください。
  7. ボルト内の結果のプレロード力は、ユーザー定義の値よりも小さいことが可能です。これは、断面の要素の初期変形またはボルト結合されるパート間の初期ギャップに起因します。