/RBE2

ブロックフォーマットのキーワード 独立自由度が単一の独立節点で指定された剛体と、従属自由度が任意の数の従属節点で指定された剛体を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/RBE2/rbe2_ID
rbe2_title
node_ID Trarotref Skew_ID grnd_ID Iflag          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
rbe2_ID 剛体要素の識別子

(整数、最大10桁)

 
rbe2_title 剛体要素のタイトル

(文字、最大100文字)

 
node_ID 独立節点識別子

(整数)

 
Trarotref 従属成分に使用される自由度のコード
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(6つのブーリアン)

すべての自由度で設定されるデフォルト(空白または6つのゼロ)

 
Skew_ID 要素の局所スキュー識別子

(整数)

 
grnd_ID 従属節点グループ識別子

(整数)

 
Iflag 従属関係の定式化フラグ 1
= 0(デフォルト)
剛体定式化(OptiStruct
= 1
剛結定式化

(整数)

 

並進および回転のコード:Trarot

(1)-1 (1)-2 (1)-3 (1)-4 (1)-5 (1)-6 (1)-7 (1)-8 (1)-9 (1)-10
      TX TY TZ   ω X ω Y ω Z

定義

フィールド 内容 SI単位の例
TX 並進TのコードX
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 
TY 並進TのコードY
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 
TZ 並進TのコードZ
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 
ω X 回転のコード ω X
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 
ω Y 回転のコード ω Y
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 
ω Z 回転のコード ω Z
=0
フリー自由度
=1
固定自由度

(ブーリアン)

 

コメント

  1. Iflagでは、次のように従属モーションの2つの定式化を使用できます:
    Iflag=0の場合(1)
    u ˙ s ( dependent translation ) = [ T r a ] ( u ˙ m + D ˙ s m θ ˙ m ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGabCyDayaaca WaaSbaaSqaaiaadohaaeqaaOWaaeWaaeaaqaaaaaaaaaWdbiaabsga caqGLbGaaeiCaiaabwgacaqGUbGaaeizaiaabwgacaqGUbGaaeiDai aabckapaGaaeiDaiaabkhacaqGHbGaaeOBaiaabohacaqGSbGaaeyy aiaabshacaqGPbGaae4Baiaab6gaaiaawIcacaGLPaaacqGH9aqpda WadaqaaiaadsfacaWGYbGaamyyaaGaay5waiaaw2faamaabmaabaGa bCyDayaacaWaaSbaaSqaaiaad2gaaeqaaOGaey4kaSIabCirayaaca WaaSbaaSqaaiaadohacaWGTbaabeaakiabgEPielqahI7agaGaamaa BaaaleaacaWGTbaabeaaaOGaayjkaiaawMcaaaaa@5F65@
    (2)
    θ ˙ s ( r o t a t i o n ) = [ R o t ] θ ˙ m
    Iflag=1の場合(3)
    u ˙ s ( t r a n s l a t i o n ) = [ T r a ] u ˙ m + D ˙ s m [ R o t ] θ ˙ m
    (4)
    θ ¯ s ( r o t a t i o n ) = [ R o t ] θ ¯ m
    (5)
    [ T r a ] , [ R o t ] = [ i 0 0 0 j 0 0 0 k ]

    ここで、 i j k =0、1

    デフォルトの定式化Iflag = 0は、OptiStructのRBE2に相当します。従属節点のグループのモーションは、常に6つの自由度を持つ1つの独立節点のモーションに応じて変化します。入力Trarotrefは従属節点に適用され、要素は剛体のような挙動を示します。

    2番目の定式化は/RLINKに似ていますが、並進と回転のつり合いが考慮されます。入力Trarotrefは独立節点に適用されます。この定式化は、バージョン10.0.5以前で使用します。

  2. 独立節点は有限要素に結合できます。独立節点は異なるRBE2の独立および / または従属節点として定義できますが、従属節点が運動条件の非適合を持つことはできません。
  3. /RBE2の従属または独立節点を別の拘束方程式(運動条件)でも従属または独立節点とすることは推奨されません。ただし、階層のルールが守られている場合、これは許可されています: RBE2は、インターフェースTYPE2より高いレベルである必要がありますが(インターフェースTYPE2の独立節点はRBE2の従属節点になることができます)、RBE3とRBODYより低いレベルである必要があります。異なるRBE2間での階層が設定可能で、順番は自動的に変更され、Radioss Starterによって階層が決定されます。RBE2間の階層レベルが高すぎる場合は、エラーが出力されます。
  4. /INTER/TYPE2/RBE2/RBE3、および/RBODYに関する階層ルールは以下のとおり:

    RBODY > RBE3 > RBE2 > INTERFACE TYPE2

  5. /IOFLAGIpriをを使用すると、さらに多くの出力メッセージを取得できます:Ipri > 3の場合は、独立節点の新しい質量および慣性が出力されます。Ipri > 5の場合は、順序変更後の新しいRBE2識別子と階層レベルが出力されます。
  6. RBE2は/RBODYIspher=1を使用するのと類似したスカラー慣性計算を用います。